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新型コロナ感染者、6日ぶりに再び3桁台…「ギリギリの状況」

登録:2020-10-14 02:38 修正:2020-10-14 09:32
国外から流入の感染者も30人台に増加 
「秋の紅葉、防疫の優先課題」
13日午後、ソウル松坡区の蚕室野球場で行われるプロ野球ハンファ対トゥサンの試合を観戦するため、市民が列を作っている。新型コロナ防疫対応のための社会的距離措置がレベル1に下方修正され、プロ野球、サッカーなどのスポーツイベントは各競技場の収容可能人数の30%まで入場が許される/聯合ニュース

 13日の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数は102人となり、6日ぶりに再び3桁台となった。家族や友人の会合、病院などを媒介として小規模な集団感染が続いているうえ、ロシア船員14人の感染が確認されるなど、国外からの流入例も33件発生したためだ。防疫当局は、秋夕(チュソク。旧暦8月15日の節日)連休による感染者の急増は防いだものの、ギリギリの状況だと説明した。

 13日、中央防疫対策本部(防対本)は、大田市儒城区(テジョンシ・ユソング)の一家の秋夕の会合での感染者が更に13人確認され、累計確定感染者数は27人となったと発表した。この家族が通っている保育所、教会、職場などでも感染者が確認されている。牧師をしている娘婿が忠清南道牙山(アサン)で開かれた2泊3日の教会研修会に参加し、全羅北道全州(チョンジュ)から来た信徒が感染した。防対本の集計によると、秋夕連休の会合を通じての感染例は計7件、確定感染者は29人にのぼる。

 防対本のクォン・ジュヌク副本部長はこの日の定例ブリーフィングで「5月や8月中旬のような激増は抑えられたと慎重に判断するが、この2週間の新規感染者の80%ほどが首都圏で発生しており、集団流行の可能性は依然としてある」とし「防疫実務者として、一日一日が試験を受けている心情だ」と述べた。13日午後12時現在で、ソウル道峰区(トボング)のタナ病院でさらに5人の感染が確認され、累計患者数は64人となった。京畿道議政府市(ウィジョンブシ)のマスタープラス病院でもさらに9人の感染が確認され、累計患者数は60人となった。京畿道東豆川市(トンドゥチョンシ)の友人同士の会合(3人)、江原道江陵市(カンヌンシ)の知人同士の会合(7人)などでもこの日、さらなる感染者が確認された。13日午前0時現在の、国内の地域社会において感染した新規感染者の数(69人)は前日と同じだが、防対本のクァク・チン患者管理チーム長が「ギリギリだ」として懸念を示す理由がここにある。

 国外からの流入例が増えていることも不安材料となっている。語学研修のために韓国入りしたネパール人11人が12日に一斉に確定判定を受けたのに続き、この日は釜山港に入港しているロシア船舶で14人の感染者が確認された。防疫当局は秋の紅葉シーズンを迎え、行楽客が急増することも懸念している。クォン・ジュヌク副本部長は「今の防疫の優先課題の一つは秋の防疫、紅葉の防疫」とし「なるべく人が押し寄せる行楽地の訪問は避け、家族で近所の静かな場所で秋を楽しんでほしい」と呼びかけた。

ファン・イェラン、ソン・インゴル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/965643.html韓国語原文入力:2020-10-13 19:45
訳D.K

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