18日から公的マスクの購入上限が1人当り3枚から10枚に増える。今月30日で終了予定だった公的マスクの需給措置は、来月11日まで延長される。
16日、食品医薬品安全処(食薬処)は「公的マスク制度の施行が4カ月目に入り、需要と供給が安定していく状況で、国民の多様な需要に応じ、より便利に購入できるようにするためのもの」だとし、このような「公的マスク需給関連措置計画」を明らかにした。
これに伴い、18日からは1週間に1人当り10枚までマスクを買うことができる。現在は19歳以上の成人は3枚、18歳以下は5枚まで購入可能だ。ただし、公平な購入のために、マスク購入時に本人確認のための身分証明書を持参しなければならないなど、購入方法はこれまでと同じだ。代理購入も必要な書類を備えれば可能だ。
保健用マスクの生産業者が公的販売店に出庫しなければならないマスクの割合は、これまでの60%から50%に下がる。食薬処は「気候が暑くなり、保健用よりも民間の流通経路に供給される飛沫遮断用マスクを求める人が増えたことに伴う措置」だとし、「民間市場を活性化し、飛沫遮断用マスクの生産を拡大する計画」だと説明した。
同時に、国外に輸出できる保健用マスクの割合は30%まで拡大する。現在は保健用マスクの生産業者に限り、1日のマスク生産量の10%まで輸出が可能だった。国内への供給を優先するために「手術用マスク」と「飛沫遮断用マスク」は輸出禁止を維持する。
政府は来月11日まで保健用・飛沫遮断用マスクの市場動向を検討した後、公的マスク制度の延長の可否を判断する計画だ。