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国土部, 開発禁止されたグリーンベルト 等級低めて開発

原文入力:2009-11-03午前07:58:24
くつろぎの里住宅 作ろうと2等級→3~5等級

クォン・ウンジュン記者

くつろぎの里住宅建設を推進中の国土海洋部が保存価値の高い2等級以上のグリーンベルトを3~5等級に下方調整してまで無理に事業を進行してきたと発表された。これはくつろぎの里住宅を保存可能性が低いグリーンベルトにのみ建設するという政府の当初方針とは違うことであり、国土部がグリーンベルト等級調整権限を利用し一方的開発に乗り出しているという指摘が出ている。

去る30日環境部が国会環境労働委員会に提出したくつろぎの里住宅指定地区現況によれば、1次くつろぎの里住宅事業地の内、最も多い3万6000余世帯(1次くつろぎの里総世帯数の65.4%)が建設される予定の京畿河南市渼沙地区の総面積は546万3000㎡で、この内グリーンベルト2等級以上の面積は22万3000㎡(4.1%)に過ぎなかった。全体の90%近い455万9000㎡が住宅建設可能な3等級だった。 規定上、2等級以上のグリーンベルトには住宅を作ることはできない。

しかし環境部が去る5月頃、国土部に送った‘事前環境性検討協議意見(最終)’では渼沙地区のグリーンベルト環境評価2等級地域が何と64.9%と現れた。環境部はこのために渼沙地区がグリーンベルト追加解除候補地選定基準に符合しないと指摘した。渼沙地区が上水源の岩寺取水場と蚕室上水源保護区域からわずか500mしか離れておらず、大規模住宅地区用地としては望ましくないとの論理だった。

しかし国土部は6~8月該当地域のグリーンベルト等級に対する再調査を実施し、2等級以上地域を3~5等級に再評価した。また国土部は環境部の憂慮に対しては汚染源遮断など事後管理を約束するという計画を提出し事前環境性検討を通過した。

現在グリーンベルトの土地等級は地方自治体の要求により国土部が等級を再調整した後、これを中央都市計画委員会に報告することになっている。グリーンベルト等級再調整は国土部指針に伴ったもので、他部署との協議や議決などは必要でない。国土部緑色都市課側は「渼沙地区がすでにビニールハウスなどで毀損されているので河南市の要請により実態調査後に等級を調整した」として「法的に何の欠点もない」と説明した。

これに対しチェ・イェヨン環境運動連合市民環境研究所研究委員は「ビニールハウスで毀損された緑地だと説明するが、いくらでも復旧可能な重要な緑地」として「毀損された緑地だからなくしてもかまわないという方式で政府がグリーンベルトをなくし始めれば、誰がグリーンベルトを守るのか」と指摘した。

クォン・ウンジュン記者details@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/385554.html 訳J.S