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「ようこそ」金正恩委員長、文大統領を平壌空港へ直接出迎え

登録:2018-09-18 11:46 修正:2018-09-18 13:39
金委員長・李雪主女史、順安空港で文大統領・金正淑女史を出迎え 
金与正副部長も空港に…平壌市民ら国旗・統一旗振りながら歓迎
18日訪朝した文在寅大統領と平壌順安国際空港に迎えに来た北朝鮮の金正恩国務委員長が、互いに抱き合っている=SBSキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 第3回南北首脳会談のために訪朝した文在寅(ムン・ジェイン)大統領を、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が平壌の順安(スナン)国際空港で自ら出迎えた。今回で3回目の出会いを迎える二人の南北首脳は、会うなり深い抱擁を交わした。南北首脳が平壌(ピョンヤン)で会った公式行事で抱擁を交わしたのは、今回が初めてだ。金大中(キム・デジュン)元大統領(2000年)と盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領(2007年)は訪朝当時、金正日(キム・ジョンイル)総書記と公式行事で握手を交わした。

 文大統領は18日午前、専用機で西海直航路を通じて平壌国際飛行場(順安空港)に着陸した。大統領専用機が順安空港に着陸すると、出迎えにきた北朝鮮住民たちは花束、統一旗、国旗(人民共和国旗)を一緒に振りながら歓迎した。「平壌を訪問した文在寅大統領を熱烈に歓迎します」と書かれた横断幕が後ろに掲げられていた。金永南(キム・ヨンナム)最高人民委員会常任委員長、チェ・リョンヘ北朝鮮労働党中央委員会副委員長などは、専用機まで敷かれている赤いカーペットのそばで文大統領が出てくるのを待った。午前10時7分、金正恩委員長夫妻が直接空港の中から歩いてきて文大統領の出迎えに合流した。金委員長は黒い人民服姿であり、李雪主(リ・ソルジュ)女史は濃い紺色のジャケットに黒いスカート姿で左胸に銀色のブローチをつけていた。

 専用機の扉が開き、文大統領夫妻の姿が現れると、北朝鮮住民たちの歓呼の声はさらに大きくなった。文大統領は紺色のスーツに赤の斜めストライプのネクタイ姿であり、金正淑(キム・ジョンスク)女史は白いスーツ姿だった。文大統領が階段を降りて滑走路に降り立つのを待っていた金委員長は、先に文在寅大統領と嬉しそうに抱き合った後、握手を交わした。金正淑女史は李雪主女史と握手をしてあいさつした後、金委員長とも握手した。その後文大統領も李雪主女史と握手し、談笑を交わした。文大統領夫妻は花束を渡した子どもたちともあいさつを交わした。金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長は、飛行機の到着前から空港に出て、迎接行事を点検し、文大統領と金委員長が会ったときも後ろについて同行した。文大統領夫妻から花束を受け取りながらあいさつを交わした彼女は、子どもたちの肩を軽く叩いた後に姿を消した。

 文大統領夫妻は金委員長の案内を受け、迎えに出た金永南、チェ・リョンヘなどと握手を交わした。さらに、出迎えに出てきた韓国側のカン・ギョンファ、チョ・ミョンギュン、ト・ジョンファン、キム・ヒョンミ長官らとも順に挨拶を交わした。その後文大統領は、金委員長と並んで儀仗隊の前を通り、空港内に入った。金正淑女史と李雪主女史は一、二歩下がって並んで歩いた。空港まで行く間、祝砲が鳴り響き、文大統領は歓迎行事に来た北朝鮮住民数人と直接握手を交わした。

平壌、ソウル=共同取材団、チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/862530.html韓国語原文入力:2018-09-18 11:06
訳M.C

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