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「未来の食糧」海藻類、南北共同研究を推進

登録:2018-08-28 08:01 修正:2018-08-28 12:10
28日、江陵原州大学で南北海藻資源交流院開院式 
北朝鮮の種子で東海のコンブを復元、韓国は養殖法伝授など期待
江陵原州大学の全景=江陵原州大学提供//ハンギョレ新聞社

 東海岸から姿を消した在来種のコンブなど海藻類資源の復元に向けた南北交流事業が本格的に推進される。

 江陵原州大学は28日午後、江陵キャンパス産学協力館の大講堂で、チェ・ムンスン江原道知事やキム・イムグォン水産業協同組合中央会長、キム・ジョンハ韓国藻類学会長らが出席した中、「南北海藻資源交流院開院式」を開く。開院式では、看板上掲式とともにキム・ヒョンジュ作家の海藻類を利用した美術作品の展示と海藻類の標本展示、海洋ドキュメンタリー「コンブ、15年間の記録」が上映される。

 南北海藻資源交流院は、東海岸から姿を消したコンブなどの海藻資源を南北交流を通じて復元するための江陵原州大学の前哨基地だ。コンブ、ワカメなど「海の野菜」と呼ばれる海藻は、未来の食糧危機を解決する代案として取り上げられている。商業的価値も高く、工業製品や医薬品など高付加価値商品として活用されている。

 問題は、東海岸の海藻資源が急激に減少していることだ。東海岸のコンブは、1990年代までは年間2930トン生産されていたが、徐々に減っていき、2006年には高城郡(コソングン)の阿耳鎮(アイジン)海岸で発見されて以来、現在まで姿が見られない。気候変化による水温上昇や白化現象など海洋汚染、無分別な資源利用が海藻資源減少の原因にあげられる。

 一方、北朝鮮は中国に次いで世界2位のコンブ生産国で、北朝鮮海域はまだ海藻資源が豊富だと知られている。最近活発になっている南北交流を通じて北朝鮮のコンブ種子を確保すれば、東海岸のコンブ復元の道が開かれるわけだ。学界では、韓国が持っているコンブ養殖法を北朝鮮に普及させれば、南北漁業者の所得増加と海洋環境改善などの成果を収められると期待している。

 キム・ヒョングン南北海藻資源交流院長は「コンブなど海藻類を摂取する文化は韓国だけでなく、北朝鮮など東アジア文化圏の共通する特徴だ。海藻資源の南北交流を通じて、歴史的背景や文化に対する民族同質性を回復する契機になるだろう」と明らかにした。パン・ソンソプ江陵原州大学総長は「海の宝物である海藻類は海の環境の基準であり、未来の食糧だ。海藻類を通じた持続可能な南北協力を引き出すなど、東海岸の海洋生態環境保護の先頭に立ちたい」と話した。

パク・スヒョク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/859422.html韓国語原文入力:2018-08-27 22:05
訳M.C

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