「愛する息子や娘たちよ、守ってあげられず本当にごめんね…雲となって風となって、君たちが夢見ていたところに行きなさい。耳元に風が触れる度、君たちがそばにいると思うよ。愛している」(4・16家族協議会運営委員長チョン・ミョンソン)
「子どもたちが風となって訪ねてきて、愛する母と父の手を握ってくれるでしょう。春風が吹いたら涙の代わりに明るい笑顔を見せてください」(大統領文在寅)
「子どもたちが星となって大韓民国を変えた」セウォル号惨事の犠牲者304人に対する政府の初の告別・追悼式が16日午後3時、京畿道安山市の花郎遊園地政府合同焼香所で行われた。「セウォル号を記憶し、安全な大韓民国を作る」という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国民向けメッセージと各界の弔辞が続くと、遺族たちをはじめ7千人を超える追悼客も必死にこらえていた涙を流し始めた。
胸に納めてきた悲しみは宗教儀式の後、追悼と約束の時間を経て、ピークに達した。檀園高校の犠牲者ナム・ジヒョンさんの姉、ソヒョンさんは追悼の手紙で「時間が解決してくれるというけど、それは嘘だった。この4年間、あなたは私のすべてだったの。あなたと共にした17年間をそんな風に生きてきたなら、少しは気が晴れるだろうか。本当に会いたい」と涙声で話し、参加者たちの胸を詰まらせた。同日の告別・追悼式では司会者が犠牲者の名前を一人ひとり呼びながら、花を捧げ、焼香を上げた。遺族たちは明るく笑う故人たちの遺影の前で、最後の姿を胸に刻んだ。
これに先立ち、同日午前にはセウォル号の犠牲者たちの魂を鎮めるための鎮魂式が行われた。4年間、焼香所にいた子どもたちの遺影と位牌が告別式場に運ばれると、遺族たちは嗚咽した。きちんと制服を着た息子の遺影の前に立ったある母親は「守ってあげられなかったあなたに顔向けできない」と言いながら泣き崩れ、周囲を悲しませた。
修学旅行に行ってセウォル号惨事で261人を空に送った安山檀園高校でも、星になった先輩・教師のための追悼式が行われた。悲しみに包まれた講堂では「見果てぬ夢と希望の花を私たちが咲かせる」など、在学生らの追悼の文が書き込まれた黄色い紙飛行機が飛んでいた。仁川(インチョン)家族公園では、セウォル号一般人犠牲者43人のうち2014年の告別式を行っていない11人の最後の道を見送った。
文在寅大統領は同日、大統領府で開かれた首席・補佐官会議で、「セウォル号犠牲者たちを本当に追悼する道は、安全な大韓民国を作ることだ。今日を国民の安全の日に定めたのは、全国民がセウォル号の子どもたちに『申し訳ない』、『忘れない』とした約束、必ず大韓民国を安全な国にすると言った約束を守るためのもの」だと繰り返し強調した。
一方、一部の遺族や市民たちは文在寅大統領が同日の行事に出席せず、李洛淵(イ・ナギョン)首相が代わりに出席したことについて、不満を示した。ある遺族は、「セウォル号惨事の真相解明に向けた努力が導火線になったろうそく革命で政権を握った大統領が、子どもたちの最後の道を見送ろうとしないのは残念だ」と語った。