チェ・ヨンド、アン・ギョンファン元国家人権委員長をはじめ、クァク・ノヒョン、チョン・ガンジャ、チョ・グクなど元人権委員らが、4・16セウォル号惨事特別調査委員会(特調委)を守るために立ち上がった。彼らは政府と国会、そして現在の国家人権委員会に向けて「特調委の活動期限を保障し、特調委問題に対する意見を表明せよ」と要求した。
国家人権委員会の元人権委員18人は26日、ソウル光化門(クァンファムン)広場で記者会見を開き、「特調委の活動持続を保障せよ」という緊急声明を発表した。彼らは声明書で「国民の自由と権利が国家権力に侵害されないよう監視する任務を与えられた我々は、(特調委が強制活動終了を通告された)この事態に暗澹たる思いであり、国民に申し訳ない」とし、「真実を引き揚げよ」と要求した。また、現在の国家人権委員会に対して「過去事、疑問死の真相究明委員会の活動期限延長のために緊急意見表明までした決定を思い出してほしい」とし、特調委の活動を保障するための意見表明を要請した。人権委員たちが声明を発表する後ろで、セウォル号事件の遺族たちは23日から始まったハンストを続け、黄色いリボンのグッズを作った。
この場でチェ・ヨンド元人権委員長は「私たちは子どもたちを死に追いやっても何もできなかった。何かしようとすれば政府が邪魔をした。一体、国家とは何のために存在しているのか」と声を高めた。チェ・ヨンエ元人権委員も「生存権は人権の中でも最も厳かな権利だ。子どもたちの生存権を奪い、今は(特調委の活動期間保障を要求する)ハンストによって、遺族らの生存権も脅かされる状況にあり、惨憺たる思いだ」と語った。
緊急声明を発表した元人権委員たちはこの日、ハンスト中の遺族を慰労し、一緒にリレー座り込みを行う予定だ。
パン・ジュンホ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2016-08-27 00:13