304人の犠牲者を出したセウォル号事故当時、乗客を残して先に脱出した疑いで拘束起訴されたイ・ジュンソク船長(70)が、控訴審で殺人罪が認められ無期懲役を宣告された。1審裁判部は、イ船長が退船指示を行ったと判断し、殺人罪を適用しなかった。
光州(クァンジュ)高裁刑事5部(裁判長ソ・ギョンファン)は28日、セウォル号の乗組員15人に対する控訴審で、イ船長に懲役36年を宣告した原審を破棄して無期懲役を宣告した。裁判部は、イ船長が救護措置を放棄し、乗客を放置したまま退船するなど、自分の責務を果たさなかったこと(不作為)が殺人行為に当たると判断した。
1審は、海洋警察の警備艇が事故現場に到着頃、船長が退船命令を下したという法廷陳述を受け入れた。しかし、控訴審では、イ船長などがセウォル号を脱出する瞬間にも「船内に待機してください」という案内放送が流れたという事実などを根拠に、1審裁判部の判断とは異なり、「退船指示がなかった」とし、不作為による殺人の嫌疑に対して有罪を認めた。
2審では、怪我をした仲間の乗組員を放置したまま船から脱出して死亡させた容疑(殺人)が認められ、1審で懲役30年を宣告された機関長パク氏(55)に対しては、殺人罪ではなく、遺棄致死傷罪などを適用して懲役10年を宣告した。 1等航海士カン氏(43)は懲役12年、2等航海士キム氏(48)は懲役7年、残りの乗組員11人は懲役1年6カ月から懲役5年の刑を宣告された。
韓国語原文入力:2015-04-28 20:41