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酒を飲む韓国人の8割が「ハイリスク飲酒者」、2人に1人は“爆弾酒”愛好

登録:2014-12-24 04:05 修正:2014-12-24 06:16
食品医薬品安全処
2013年度酒類消費・摂取実態調査を発表
焼酎+ビール+=爆弾酒。パク・ミヒャン記者//ハンギョレ新聞社

1年前より70%増加…96%が“焼爆”を楽しみ
“エネルギー爆弾酒”も増加
一つの酒席で焼酎8杯以上を飲む
“ハイリスク飲酒者”は83%…20%以上増加

 飲酒する人10人のうち8人以上は一つの酒席で多量の酒を飲む“ハイリスク飲酒”を経験していることが分かった。 また、飲酒経験者2人に1人は、二種類以上の酒を混ぜた“爆弾酒”を飲んでいると答えた。 食品医薬品安全処の“2013年度酒類消費・摂取実態調査”の結果だ。

 23日、食品医薬品安全処が韓国国民の酒類消費状況を直接調査した結果、一日一回の酒席で焼酎を8杯以上(男性基準)飲むハイリスク飲酒者と爆弾酒を飲む人が増えたことが分かったと発表した。

 ハイリスク飲酒者の比率は、2012年の68.2%から昨年は82.5%に増えた。ハイリスク飲酒経験者の比率を年齢帯別に見ると、20代と30代がそれぞれ86.7%と86.5%で最も高かった。 次いで40代(85.6%)と50代(80.5%) 60代(77.1%)の順だった。 ハイリスク飲酒とは、酒に含まれるアルコール純分を基準として男は60グラム,女は40グラム以上を摂取する行為を指す。 アルコール度数20度の焼酎一杯に含まれるアルコールは8グラム前後で男性は焼酎8杯以上、女性は5杯以上飲めばハイリスク飲酒に該当する。

 一般国民の1回平均飲酒量も、世界保健機構(WHO)が提示した“ローリスク飲酒量”を上回っていることが明らかになった。 韓国国民の1回平均飲酒量は、男性焼酎7.8杯、女性4.5杯であり、ローリスク飲酒量基準値である男性5杯、女性2.5杯より多かった。 飲酒者本人の考える適正飲酒量は、男性4.6杯、女性3.2杯だった。

 爆弾酒を楽しむ“酒党”も増えている。飲酒経験者のうち55.8%は爆弾酒を飲んだことがある。 爆弾酒経験者が2012年の32.2%に比べて70%以上増加した結果だ。 最も一般的な“爆弾”は焼酎とビールを適当な割合で混ぜた“焼爆”で、爆弾酒経験者のほとんど大多数(96%)が飲んだことがあると答えた。次いでウイスキーとビールを混ぜた“洋爆”(34.4%)、焼酎と果実酒の爆弾酒(2.6%)、ビールと果実酒の爆弾酒(1.4%)の順だった。

 “エネルギー爆弾酒”を飲む人の増加も注目を引く。 カフェインが多い“エネルギー飲料”と各種の酒を混ぜたエネルギー爆弾酒の経験者は、2012年の1.7%から2013年には11.4%へ大幅に増えた。 エネルギー爆弾酒を飲んだ経験があると答えた人は、20代(25.7%)と30代(14.2%)で多かった。

 食品医薬品安全処は「飲む必要がある時は、アルコール含有量が低い酒を飲むのが良いが、カフェイン含有量が多いエネルギー飲料を酒に混ぜることは避けた方が良い」として「先に食事をしてから酒を飲み、酒を飲む時には水などを頻繁に摂取しなければならない」と指摘した。

チェ・ソンジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/670381.html 韓国語原文入力:2014/12/23 15:42
訳J.S(1427字)