8月16日にソウル光化門(クァンファムン)広場で開かれるフランシスコ教皇の施福ミサ警護対策を検討してきた警察が、長さ4.5キロの‘防護壁’を設置することにした。
警察庁は3日、「教皇が執典する施福ミサの招請者20万人を含め、100万人近い市民が集まることが予想されるため、防護壁を設置することにした」と明らかにした。 白色プラスチック製の防護壁の高さは成人の腰の高さになる90センチ。景福宮の光化門から世宗路(セジョンノ)交差点、ソウル広場までの往復12車線道路の両側歩道に沿って設置され、全長4.5キロに達する。 防護壁に複数設置される金属探知器を備えた出入り口を通過した招請客だけが防護壁内に入場できる。
警察は2010年に開催された主要20ヶ国(G20)首脳会議の際に、ソウル三成洞(サムソンドン)にあるコエックス一帯に市民社会団体の集会やデモを防ぐために高さ2.2メートルの‘鉄条網防護壁’を設置したことがある。今回の施福ミサ用の防護壁は集会やデモの遮断用ではなく、警護と安全管理の性格が強いと警察は説明した。 警察庁は「入場出来なかった市民が外からでも行事を見ることができるよう高さ90センチの低い防護壁を設置することにした」と説明した。ソウル地方警察庁が管轄する31の警察署が施福ミサ会場を区域別に分担し、警備・警護の責任を負うことになる。 警察機動隊および金属探知器従事者だけで2000人に達するなど、施福ミサに投入される警察官は1万人を大きく上回る見込みだ。
ソン・ホギュン記者 uknow@hani.co.kr