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再び走る平和列車…4日から民間統制線を往来

登録:2014-05-01 18:12 修正:2014-05-02 06:52
ソウル~都羅山(トラサン)DMZ平和列車 4日から運行
DMZ観光列車

 京義(キョンウィ)線を利用してソウルから京畿道(キョンギド)坡州市(パジュシ)の民間人出入り統制線(民統線)内の都羅山(トラサン)駅を行き来する観光専用列車‘非武装地帯(DMZ)平和列車’が来る4日から運行を始める。 京畿道(キョンギド)はDMZ平和列車の運行と共に2009年観光客保安事故で中断された都羅山駅と都羅山平和公園一般観光も4年ぶりに再開すると1日明らかにした。

 DMZ平和列車は午前8時30分と午後1時40分にソウル駅を出発し、陵谷(ヌンゴク)駅、汶山(ムンサン)駅、臨津江(イムジンガン)駅を経由して都羅山駅まで一日2回往復運行する。 料金はソウル駅~都羅山駅まで片道8700ウォン(週末8900ウォン)であり、臨津江(イムジンガン)駅~都羅山駅は5000ウォンだ。列車を一日自由に利用できる‘DMZ+切符’は1万6000ウォンだ。 3両編成で1回当たり150人余が搭乗でき、月曜日は運休する。

DMZ観光列車 運行計画

 DMZ列車(写真上)の外側には南北分断で中断された蒸気機関車、世界の人が手を握っている姿、ムクゲなどが描かれていて、内側には風船とレンゲ、風車、平和・和合・愛を意味する世界各国の言葉などが刻まれている。 列車に乗れば臨津江駅で身分を確認した後、都羅山駅と都羅山平和公園を無料観覧でき、都羅山駅で民北観光チケットを購入すれば連係バスで第3トンネルと都羅展望台など民間統制線の北側安保思想観光地を見て回ることができる。

 都羅山駅一般観光は2002年4月に都羅山駅が開通した後、一日6回安保観光列車が運行され、年間5万人が訪問するなど脚光を浴びたが、2009年12月に都羅山平和公園を訪れた観光客が越北を試みるという事件が発生した後、2010年6月に中止され現在に至っている。

 京畿道は第1師団、統一部、坡州市、KORAILと協議して、昨年3月一般観光再開履行合意書を締結した後、公園に鉄条網と防犯カメラ(CCTV)などの保安施設を拡充し、専用列車を改造するなど一般観光の再開を準備してきた。

 オ・フソク京畿道均衡発展局長は「都羅山駅一般観光の再開で、平和・生態の宝庫であるDMZを全世界に知らせ都羅山駅と都羅山平和公園を世界的な観光資源として積極的に広報する計画」と話した。

パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/635347.html 韓国語原文入力:2014/05/01 17:05
訳J.S(1133字)

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