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「イ・ソクキ内乱陰謀 容疑認定…懲役12年」

登録:2014-02-17 18:12 修正:2014-10-10 14:08
"イ議員がROの総責" …裁判所、情報提供者の陳述に信憑性認定
内乱陰謀罪適用は金大中元大統領以来 34年ぶり

イ・ソクキ統合進歩党議員に対して‘内乱陰謀’容疑などが認められ懲役12年が宣告された。

2月3日午前、京畿(キョンギ)水原市(スウォンシ)霊通区(ヨントング)遠泉洞(ウォンチョンドン)の水原(スウォン)地裁で開かれた統合進歩党イ・ソクキ議員らの内乱陰謀事件結審公判で、イ・ソクキ議員および被告人らが裁判を受けている。 写真 共同取材団2014.02.03.

 内乱陰謀容疑が認められたのは、1980年金大中元大統領以来34年ぶりであり、金元大統領は2004年に再審を通じて結局無罪を宣告された。

 水原地裁刑事12部(部長判事 キム・ジョンウン)はこの日午後2時に開かれた1審宣告公判で "内乱陰謀事件情報提供者の陳述には信憑性が認められ、指揮体系を備えた組織が存在した事実も認められる" として内乱陰謀容疑に対して有罪判決を下した。 裁判所は "ROは内乱陰謀のために作られた組織" とし "イ・ソクキ議員が総責" と判決した。

 裁判所はまた "イ・ソクキ議員が革命同志歌と赤旗の歌を歌い、利敵表現物を所持していた事実が認められる" として、国家保安法違反の疑いもあると判断した。 検察は去る3日に開かれた結審公判で、イ議員に懲役20年, 資格停止10年を求刑し、イ・サンホ京畿進歩連帯顧問ら残りの6人の被告人に対しては懲役10~15年, 資格停止10年をそれぞれ求刑した。

 これに先立って国家情報院は昨年8月、内乱陰謀容疑を適用して進歩党とイ・ソクキ議員室などを押収捜索し、関連者を逮捕した。 更に続いて昨年11月から45回にかけて開かれた裁判で、検察はイ・ソクキ議員らがROという組織を作り、国家核心施設打撃など、内乱を謀議したと主張した。 これに対してイ・ソクキ議員の弁護人側は、情報提供者の陳述と録取録は国家情報院などによってねつ造されたものであり、ROという組織も実体がないと対立した。

 内乱陰謀容疑が適用された事件は、1980年金大中元大統領以来なかった。 現職国会議員に対し内乱陰謀容疑が適用されたのは、1966年韓国独立党 金斗漢(キム・ドゥハン)議員以来、今回が2回目だ。

 内乱陰謀事件の宣告公判が開かれた17日、水原地裁前は‘拘束者無罪釈放’と‘従北勢力清算’をそれぞれ叫ぶ進歩・保守団体の応戦集会で緊張が最高潮に達した。

イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/624490.html  韓国語原文入力:2014/02/17 17:44
訳J.S(1191字)

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