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ソ・ナムス 「韓国史教科書‘国定’転換も検討」

登録:2014-01-13 22:20 修正:2014-09-05 18:22
全国教育長協議会特講で明らかに
党・政府も国定転換含む検討 協議
ソ・ナムス教育部長官が13日午後、済州(チェジュ)ラマダプラザホテルで開かれた全国教育長協議会冬季研修会特講で韓国史教科書を国定体制に転換する方案も検討すると明らかにした。

 ソ・ナムス教育部長官が現在検定体制で発行されている韓国史教科書を国定体制に転換する方案も検討すると明らかにした。 国定教科書に変えなければならないと要求してきたセヌリ党と党政協議を終えた後に出てきた発言だ。

 ソ長官は13日午後、済州(チェジュ)ラマダプラザホテルで開かれた全国教育長協議会冬季研修会特講で「バランスが取れた韓国史教科書のために、文理科統合型教育課程改正過程で十分な議論を経て国定を含め教科書体制をどのように改善するかを検討し推進しなければならないと考える」と明らかにした。

 ソ長官は「すべての高校教科書が(大学修学能力試験で)選択型なのに、唯一韓国史だけが必須だ。 国史だけは子供たちに偏向性のない教育をしなければならない。 歴史認識を明確に持つようにしなければならないという国民の要求により必須化したのではないか。 それなら国定が良いのか、検認定が良いのか、教育的次元で十分に公論化されなければならない」として、このように話した。「国定教科書から検定へ進むことが傾向なのに、再び国定にすることが話になるか、過去へ回帰するのではないか、そのような話があるが、そんな風に接近してはいけない。 国定教科書問題とは言っても韓国史が持つ独特の特徴がある」という話もした。

 ソ長官はこの日午前には国会でセヌリ党と共に現行歴史教科書発行体系の改善法案を用意する内容の党政協議を行った。 党政調はこのために野党圏と市民団体が反発してきた編修組織復活、国定教科書への転換など、すべての可能性を検討することにした。

 セヌリ党第6政策調停委員長であるキム・ヒジョン議員は、党政協議の後にブリーフィングを開き 「歴史教科書発行体系改善と関連して、党政は現行通りではだめだということで認識を共にした」として「教育部は現行の教科書製作・発行体系全体を含む実状に対して精密に点検して、諸般の問題点を導き出し幅広い意見収斂過程を経て水準の高い教科書を製作し配給できるようにする改善対策を今年上半期までに用意することにした」と話した。

 セヌリ党と教育部が議論した歴史教科書発行体系改善方案には、ソ・ナムス長官が去る9日に明らかにして論難を起こした‘編修組織復活’と‘国定教科書への転換’等が含まれている。 キム議員は国定教科書への転換についても「すべての方案を開けておいて検討することにした」として「現行検定体系をよく補完する方式も検討しなければならず、国定体系に対する国民の意見も聞いてみる必要がある」と説明した。

 これに対してペ・ジェジョン民主党スポークスマンはブリーフィングを通じて「維新時代の編修組織復活、国定教科書回帰の露骨な内心をあらわにした」としつつ「教育部とセヌリ党は朴槿恵(パク・クネ)大統領の‘維新回帰プロジェクト’を直ちに中止しなければならない」と批判した。

 一方、この日の党政調では一線学校が教科書を採択する過程で外圧を行使できないようにする制度的装置も用意することにした。

 ウム・ソンウォン、ソンチェ・ギョンファ記者、済州(チェジュ)/ホ・ホジュン記者 khsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/619634.html 韓国語原文入力:2014/01/13 21:44
訳J.S(1454字)

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