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「大同江(テドンガン)ビール、東北アジア 最高の味」 うわさ…北韓 工場をもっと作る

登録:2013-09-21 21:34 修正:2014-09-05 13:53
海州市(ヘジュシ)に‘現代的設備’工場 完工
"独特の風味" 西側言論で好評
平壌(ピョンヤン)の大同江(テドンガン)ビール工場にて. ロイターニュース1

 大同江(テドンガン)ビールが国際的な好評を博する中で、北韓が黄海南道(ファンヘナムド)海州市(ヘジュシ)に新しいビール工場を建てることにした。 金正恩朝鮮労働党第1秘書が観光を主要産業としてで育成する中でビール事業も注目をあびている。

 19日、北韓<労働新聞>は "黄海南道、海州市に現代的な設備を備えたビール工場を建設した" と報道した。 この新聞は "数千㎡規模のこの工場は、糖化から発酵、ろ過、ビン詰めに至るすべての工程が可能で冷凍設備をはじめとする現代的設備を備えている" と伝えた。 この工場は試運転を成功裏に終え、黄海南道はビール原料の確保に全力を傾けているとこの新聞は報道した。

 北韓ビールは独特の風味で外国報道機関とビール専門家たちの間で良い評価を受けている。 去る3月30日から8日間、平壌(ピョンヤン)のビール醸造場を訪問した米国のビール愛好家ジョージ トーマスも最近<米国の声>放送と行ったインタビューで「韓国のOBビール、日本のアサヒビール、中国の青島ビールなど東北アジア各国で最も多く売れているビールは北韓の大同江ビールの味に遥かに至らない。 東北アジアでは北韓ビールの味が最高」と好評した。

 北韓ビールの味がよく、特に韓国のビールより優っているということは2012年12月英国の時事週刊誌<エコノミスト>の報道でも広く知られた。 当時この雑誌は "韓国のビールは北韓ビールよりまずい。 韓国ビールがまずい理由は麦芽を惜しんでいるためだ。 麦芽の代わりに米を使ったりとうもろこしだけで作るビールもある" と報道したことがある。

 これに伴い、去る8月北韓専門旅行会社である‘ウリツアー’は7泊8日日程の‘北韓ビール紀行’商品を出した。 この商品は観光客が楽園百貨店生ビール醸造場と大同江ビール醸造場、羊角島(ヤンガクド)ホテル生ビール醸造場など平壌市内の醸造場3ヶ所を直接見て回りビールを飲めるように日程が組まれている。 また、去る7月、北韓のウェブサイト<わが民族同士TV>は‘大同江ビール’を紹介する広告を送りだした。

 北韓は英国のUsher会社から醸造場設備を、ドイツから乾燥室設備をそれぞれ導入し、2002年4月から平壌の寺洞(サドン)区域で大同江ビールを生産している。 このビールは大同江の地下水と黄海道(ファンヘド)載寧(ジェリョン)の麦、両江道(リャンガンド)のホップ主原料として作られる。

キム・キュウォン記者 che@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/604020.html 韓国語原文入力:2013/09/21 20:16
訳J.S(1257字)