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<朝鮮日報> 8月19日付1面記事

　セヌリ党が検察の録音記録歪曲疑惑を提起して<朝鮮日報>が検察が出した国家情報院事件捜査結果発表文に少なくとも15ヶ所の歪曲があったと報道し、検察が録音記録を歪曲したという主張がむしろ歪曲であるとして、逐一反論した。 検察は19日‘言論報道の真相’というタイトルの資料を出し<朝鮮日報>の報道内容に反論して、<朝鮮日報>報道に対して訂正報道を請求する方針と明らかにした。

　国家情報院の大統領選挙世論操作および政治介入疑惑事件を捜査してきたソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長 ユン・ソギョル)は去る6月14日に捜査結果を発表しソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊証拠分析室所属分析官が国家情報院職員キム・某(29)氏のノートブックとデスクトップ コンピュータから証拠を探し出し、その証拠を消す過程が撮られたCCTV録画映像と録音内容の一部を公開した。

　セヌリ党は去る16日、国家情報院国政調査特別委聴聞会で検察がCCTV録音記録内容を操作したのではないかとの疑惑を提起して、<朝鮮日報>は19日付で警察側の主張を引用し国家情報院事件捜査結果発表文に添付された録音記録に少なくとも15ヶ所の歪曲があったと報道した。 検察は6月14日に出した捜査結果発表文と<朝鮮日報>報道内容を対照し、録音記録歪曲主張に積極的に対応した。

　検察捜査結果発表文には‘警察分析官1:ア、ア、Got it(見つけた). 警察分析官2:何ですか? 警察分析官1:私は今回朴槿恵(パク・クネ)に投票します。’という内容が出てくる。 これに対して<朝鮮日報>は‘‘私は今回朴槿恵(パク・クネ)に投票します’という文は国家情報院職員キム氏が作成したものではない。 国家情報院職員が該当文を閲覧しただけだ。 また、警察官が 'Got it' と言う部分を動画該当の部分からは確認できなかった’として、捜査結果発表文が歪曲されたと報道した。

　検察はこのような報道内容に対して 「‘今回朴槿恵(パク・クネ)に投票します’という文は、国家情報院職員キム氏が作成したものと発表したことはなく、キム氏がニックネームである‘森の中のマグロ’でログインし掲示文を読んだ事実を確認した。 ‘Got it' と発言した事実は、2012年12月15日午後7時15分以後の動画で確認された」と明らかにした。

　捜査結果発表文には、キム氏のコンピュータからテキスト ファイルを探し、キム氏のニックネームを確認した15日午前4時頃の状況が含まれている。 分析官は「主任、ニックネームが出てきましたね。」「ノートブック?」 「ファイル情報ちょっと下さい」という対話をやり取りした。 <朝鮮日報>はこの部分について「警察が発見したニックネームはコンピュータから発見したものなのに、検察は国家情報院職員がインターネットで活動したニックネームであるかのように誤認する素地があるようにした」と報道した。 検察関係者はこの主張に対し「分析官の対話が行き来した分析室は、本来インターネット活動を検索する場所だった」と説明した。

　検察は重要な内容を意図的に編集したのではないかという報道内容にも反駁した。 <朝鮮日報>は「検察は‘大当り’という話や報道が出てはならないという話を繰り返し発表」したと報道した。 捜査結果発表文を見れば、報道内容とは違い 「大当たりを発見した」「これはマスコミの報道には出てはならないことではないか」という分析官対話の間には 「北韓ロケット関連文等、選挙に関連したことは確認してみなければ」等の内容が含まれている。 検察関係者は「この動画の部分は当時対話内容中、隠蔽の情況を見せる核心部分を表示したのだ。 削除されたという内容中‘北韓ロケット’、‘選挙関連’等、文脈上の重要部分は表示されているにも関わらず(<朝鮮日報>は)この部分を削除して報道した」と説明した。

　検察は国家情報院職員のツイッター接続記録を見つけた場面の録音内容に誤認の素地があると主張した<朝鮮日報>報道内容に対して「録音内容をそのまま表現したことであり誤認の素地がない」として「国家情報院は別途のツイッター組織を活用したということを認めた」と明らかにした。

　検察関係者は 「(分析室CCTV)動画原本を法廷に証拠として提出しなければならない立場だ。 動画全体を裁判所で(証拠として)判断を受けなければならない立場で歪曲とは常識的に話にならない」として「(<朝鮮日報>が)捜査結果発表文を問題にし検察で歪曲したかのようにした部分はわれわれとは関係ない」と話した。

イ・ジョンヨン記者 xingxing＠hani.co.kr