朴槿惠(パク・クネ)大統領が5日、新しい秘書室長に任命したキム・ギチュン(74)前法務部長官は朴大統領の最側近要人に挙げられる。 彼は去る6月に発足した‘朴正熙大統領記念事業会’の初代理事長を務めた。
慶南(キョンナム)巨済(コジェ)出身であるキム新任秘書室長は、盧泰愚政府時期に検察総長と法務部長官を歴任した。 その後15代国会議員として政界に入門し17代まで3選に成功した。
キム秘書室長と朴大統領の縁は朴正熙前大統領まで遡る。 彼は朴正熙前大統領と夫人 陸英修氏の名前を取って作った‘正修奨学会’出身だ。 彼は正修奨学会から奨学金を受けた卒業生が作った集いである‘常青会(サンチョンフェ)’の会長も務めた。
キム室長は1972年法務部課長時期、維新憲法制定実務チームの一員として参加し核心的な役割をしたと知られている。 また、朴正熙前大統領の晩年には大統領府秘書官を務めた。 今回秘書室長を務めることになり代を引き継いで‘父娘大統領’を補助することになったわけだ。
キム室長はいわゆる‘チョウォン河豚汁店事件’でも有名だ。 彼は1992年12月大統領選挙を控えて当時金泳三民自党候補を当選させるために釜山の飲食店であるチョウォン河豚汁店に釜山市長と釜山地方警察庁長官など釜山地域の機関長らを集めて秘密会合を行い波紋を起こした。 彼はこの席で大統領選挙勝利のために‘地域感情’を助長する方法を参席者らと議論した。
キム室長は2004年、当時ハンナラ党が盧武鉉大統領に対する弾劾を推進する時、国会法制司法委員会委員長の資格で弾劾事件の訴追委員を務めた。
キム室長は2007年ハンナラ党(セヌリ党の前身)大統領候補競選の時‘朴槿恵候補競選対策委員会’副委員長を務め、‘7人会’のメンバーとして活動した。 7人会は彼をはじめキム・ヨンファンセヌリ党常任顧問とキム・ヨンガプ、チェ・ビョンヨル、ヒョン・キョンデ前議員、アン・ビョンフン前<朝鮮日報>副社長、カン・チャンヒ国会議長などが参加した親朴元老グループをいう。
キム室長は去る6月に発足した財団法人‘朴正熙大統領記念事業会’の初代理事長に就任した。 この財団は朴正熙前大統領が1960~70年代に産業化・近代化過程で成し遂げた業績に新たに光を当てるという目的で作られた。
オンラインニュースチーム
略歴
1939年 慶南(キョンナム)巨済(コジェ)出生
1998年 検察総長
1991年 法務部長官
1996年 15代新韓国党(ハンナラ党の前身)国会議員として政界入門
2000年 16代国会議員
2004年 17代国会議員
2007年 ハンナラ党朴槿恵候補競選対策委員会副委員長
2013年‘朴正熙大統領記念事業会’初代理事長