12~13日ソウルで開く予定だった南北当局会談が中止された。
キム・ヒョンソク統一部スポークスマンは11日午後8時に記者会見を行い 「南北当局会談が12~13日ソウルで開催される予定だったが、北韓側がわが方首席代表の‘級(格付け)’を問題にして代表団の派遣を保留すると一方的に通知してきた」と明らかにした。 わが政府は当局会談首席代表にキム・ナムシク統一部次官を、北韓はわが政府が要求したキム・ヤンゴン朝鮮労働党統一戦線部長の代わりにカン・ジヨン祖国平和統一委員会(祖平統)書記局局長を団長として前面に出した。 祖平統は北韓の対南統一戦線事業を担当する朝鮮労働党の外郭機構だ。 1972年7・4南北共同声明以後の41年間、南北対話が首席代表の級(格付け)に関する異見を狭められず失敗に終わったことは今回が初めてだ。
キム スポークスマンは 「我々は9~10日に開かれた当局会談のための板門店(パンムンジョム)実務接触で、南側首席代表は‘南北問題を責任をもって協議・解決できる当局者’とすることにし、北側団長は‘上級当局者とすることにした」として「それにより南北問題を協議できるキム次官を首席代表として前面に出したが、北韓がこれを拒否したことは受け入れ難い」と話した。 北韓はこの日午後7時を少し過ぎて当局会談の保留事実を伝えながら「当局会談首席代表を次官級に交替したことは、北に対する愚弄であり実務接触の時になされた合意に対する厳重な挑発と見なし、代表団派遣を保留する。 これに関するすべての責任は我が当局にあると一方的に通知してきた」と統一部が明らかにした。
南北はこの日午後、板門店で会談関連実務問題を議論した連絡官を全員撤収させ、今後の追加接触や対話日程は予定がないと言う。
北韓がこの日代表団長としてわが方に通知したカン・ジヨン祖平統書記局局長は金策(キムチェク)工業大学を卒業した後、1988年5月南北学生会談北側準備委員会副委員長職を務めた記録程度が確認されている。 以後2010年には祖平統北側本部議長を務め、2011年10月から祖平統書記局局長職をひきうけてきた。
統一部関係者は 「12日に予定された当局会談が中止されたからと言っても当局会談自体が完全に開かれないという意味ではない」として「我々は北韓が相応しい代表団長を前面に出して対話に臨むならば、いつでも当局会談に応じる準備ができている」と明らかにした。
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