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政府 "既存の長官級会談とは別モノ"…6・15連係と一線画す

登録:2013-06-11 00:55 修正:2013-06-11 05:27
‘南北当局会談’に名前を変えた背景
朴槿恵(パク・クネ)政府 新しい対北韓政策 確立意向
南と北が南北当局会談日程に合意した10日、京畿道(キョンギド)坡州市(パジュシ)烏頭山(オドゥサン)展望台から眺めた北側では住民たちが牛を利用して稲作を準備している。 坡州(パジュ)/キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

 12日ソウルで開かれる南北会談の名前が‘当局会談’として合意された背景に関心が集まっている。

 統一部は10日、南北韓が9~10日の当局間実務接触でこれまで使われてきた南北長官級会談という名称の代わりに南北当局会談という表現を使うことに合意したと明らかにした。 今回の実務接触の南側首席代表であったチョン・ヘソン統一部統一政策室長は10日ブリーフィングで「この問題は北側が(先に)提起をし、我々の側も新しい時代、新しい南北関係、新しい南北対話の確立という次元で妥当と判断し同意した」と明らかにした。

 統一部は名称変更のさらに詳細な背景について、わが方が北韓の対南政策を総括するキム・ヤンゴン労働党統一戦線部長が今回の会談の北側首席代表を務めなければならないと暗示し‘高位当局会談’という表現を使うことを提示すると北韓が難色を示し、その結果として高位を抜いた当局会談という表現を逆提案したと説明した。

 しかしこれは南北関係にあって非常に奥深い変化を象徴することでもある。 去る金大中・盧武鉉政府時期に21回にわたって行われた長官級会談は、南北が "6・15南北共同宣言の重大な意義を強調して、これを誠実に履行していくために" (1次長官級会談共同報道文)受け継いできたことであるためだ。 これに伴い、政府は今後開く南北当局会談を今後は6・15共同宣言と連結せずに朴槿恵(パク・クネ)政府の新しい対北韓政策である‘韓半島信頼プロセス’を進展させていく会談として規定しようとするものと見られる。 これを確認させようにチョン室長は 「南北当局会談は既にあった長官級会談とは別個の会談」と話した。

キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/591283.html 韓国語原文入力:2013/06/10 22:12
訳J.S(1012字)

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