<文化放送>(MBC)記者会が‘正修奨学会の文化放送持分売却秘密会合’と関連した自社の報道を "電波私有化の決定版" と規定し報道内容を逐一批判した。
文化放送記者会は18日‘非常対策委員会特報’で "<ニュースデスク>は去る14日の初報道から秘密会合の内容は‘論難’として片付けておき、盗聴疑惑に焦点を合わせた" として "犯罪を目撃した人が申告したら、‘それがどうして分かったのか’と問い詰める格好" と批判した。
翌日の15日<ニュースデスク>が‘文化放送は反社会的犯罪である盗聴に厳正対応するために該当記者を告発することにした’と報道したことに対しては "客観性を維持したニュースと言うよりキム・ジェチョル社長のための宣伝道具" と指摘した。 特報は‘<ハンギョレ>が対話内容を巧妙に歪曲した’という主張についても「対話録を調べれば、イ・ジンスク本部長は‘政治的インパクト’が大きいので確実にイベントに仕上げなければならないという忠告までした」とし一蹴した。 ‘正修奨学会は公開された場所なので秘密会合ではない’という記事を巡っては "政治家たちがホテルで会って内密な話をしたとすれば‘ホテルは見る目が多くエレベーターが数台あるので秘密会合ではない’と言うか" として "常識のある記者たちはこのような会合を秘密会合と呼ぶ" と反論した。
また、文化放送記者会は自社の大統領選挙報道について "水準と公正性が80年代軍事独裁時期のそれにまで下落" して "史上最悪の選挙報道" として12ヶの事例を羅列した。
特報によれば<ニュースデスク>は‘安哲秀候補 ルームサロン出入り’論難と関連して、野党候補の動静を伝えてリポートの半分を安候補に対する疑惑報道に割り当てた。 反面、3日後に安候補側の公式説明が出てきた時はこれを民主統合党候補の動静記事の最後の部分で簡単に言及するにとどまった。 特報は<韓国放送>(KBS)と
文化放送記者会は朴槿恵候補に不利な内容は縮小報道されたと主張した。 ソン・ヨンソン前セヌリ党議員の金品要求録音収録が公開された先月19日、韓国放送とSBSは別途リポートを報道したが、<ニュースデスク>はこれを朴候補の台風被害現場訪問の便りの最後に二つの文章で付けたということだ。
このような批判に対してファン・ヨング文化放送報道局長は「大統領選挙を控えて各候補陣営が尖鋭に対抗した状況では、見る角度により論難の余地はある」としつつ「文化放送は特定候補や政派に偏らずに事実に立脚した公正報道のために最善を尽くしている」と明らかにした。
ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr