原文入力:2012/05/18 17:00(1793字)
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クォン・ジェホン キャスター負傷論難
文化放送ニュースデスク "労組との衝突で負傷"
労組 "警察に囲まれてゆうゆうと歩いていった" 当時の動画公開
チェ・イルグ "クォン キャスターの打撲傷がトップニュース? 本当に情けない" 苦言
17日文化放送(MBC)の看板ニュースであるニュースデスクでは、このプログラムを進行したクォン・ジェホン報道本部長がストライキ中の文化放送記者たちとの衝突で負傷したというニュースを主要ニュースとして伝えた。
これについて週末ニュースデスクを進行していたが最近ストライキに合流したチェ・イルグ キャスターが‘稚拙’としてきびしい発言をした。チェ キャスターは18日午前キリスト教放送(CBS)ラジオ プログラム‘キム・ヒョンジョンのニュースショー’とのインタビューで、クォン本部長負傷論難について「後輩たちと話をしてみて写真も見たが、車の中に座っていたクォン アンカーの写真を見てもそれほどケガした状態には見えなかった」という感想を伝えた。 また「昨日‘ニュース(デスク)’をもう一度見たが、果たして一介のキャスターがたとえ打撲をして負傷したにしても、それが全国民が知らなければならないトップニュース種なのか。 本当に情けない思いがした」と明らかにした。
また、会社側が5階の報道局にストライキ記者らが来れないように塞いでいる状況を説明した。 現在、文化放送会社側でストライキ記者らが5階の報道局に入ってこれないよう、エレベーター1個だけを秘密の標識がある職員に限り使えるようにし、4階と6階の連結通路も人が入ってこれないように塞いでいる。
チェ キャスターは「私はそれを見ながら‘ア、あれは鉄のカーテンだ、鉄のカーテン。若い後輩記者たちの良心を鉄のカーテンで防いでいる’そのように思って、今日にでも直ぐに鉄のカーテンははやく撤去されるべきだと考えた」と明らかにした。
←クォン・ジェホン キャスター
18日午前文化放送労組は記者会見を持ち、クォン本部長の負傷論難について強く批判した。 労組はクォン本部長が傷を負わされたという16日夜の状況を撮影した動画を公開して 「クォン・ジェホンが請願警察40人余りに囲まれてゆうゆうと歩いて出てくる場面が見える。 クォン・ジェホンと組合員は身体接触自体が不可能な状況であったし、クォン・ジェホンは自身を取り囲んだ請願警察とも十分に空間を確保していた」と明らかにした。 また 「いったいクォン・ジェホンは身体接触もなしでどうして身体の一部に衝撃を受けたというのか?」として会社側の主張を批判した。
特に労組はクォン・ジェホン キャスター負傷の便りをトップニュースで扱った‘ニュースデスク’については「‘キム・ジェチョルとその一党の生命延長’という極めて私的な目的のために公共のイシューをありのままに報道しなければならないニュースデスクが、国民を相手に偽り報道をした」 と非難した。
クォン本部長の負傷論難について時事評論家キム・ヨンミン(@funronga)氏は自身のツイッターに 「クォン・ジェホン本部長がMBC労組員との身体接触がなかったのに倒れたといいます。 このようなミステリアスな状況に対して一部ではクォン本部長の狂牛病臥病すなわちダウナー現象を心配しています。 クォン本部長、早く全快して怪談だと言って一蹴して下さい」と上げて皮肉った。
@neo****は 「私も風邪、家内も風邪、息子も娘も風邪、これもはやくMBCで取材して、募金運動もしてみろ。これはクォン・ジェホンが擦過傷を負ったことに較べればほとんど津波級のニュースだ!」という文をツイッターに上げた。
色々なツイッター利用者は「MBC労組員が掌風を放ってクォン本部長をなぎ倒した」とか「クォン本部長の狂牛病有無を確認するために解剖検査をしなければならない」などの笑い話を上げている。
チョン・ファンボン記者 bonge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/533507.html 訳J.S