原文入力:2011/10/21 20:03(581字)
チョン・ナムグ記者
福島県議会が県内のすべての原子力発電所の閉鎖を要請する請願を政府に出すことを決めた。
県議会は20日、定例会議を開き「県内にあるすべての原子炉の廃炉を望む」という内容の請願書を賛成多数で採択した。原子力発電所がある日本の13道県議会の中で原子力発電所の廃炉要請する請願が出たことは初めてだ。福島県には福島第1原子力発電所に6基、第2原子力発電所に4基など計10基の商業用原子炉がある。
この請願は去る6月、福島市の市民団体が共産党議員の紹介で提出したものだ。6月定例会議では結論を先送りし、9月定例会議では常任委の企画環境委員会で賛成と反対が各4人同数で自民党所属の委員長が請願採択を否決した経緯がある。
しかし11月10日に県議会選挙を控えムードが変わった。 県議会第1党の自民党議員の中からは今回も請願採択を先送りすれば選挙で敗れると憂慮した人が多かった。 結局、自民党は20日に議員総会で多数が請願に賛成することが明らかになり党論を定めた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: 訳J.S