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「自分の胃が自らを食べてしまう病気に」…17歳の息子から輸血した大富豪の近況

年間3億円かけて「若返り実験」を実施のブライアン・ジョンソンさん 
自己免疫疾患と診断…「治療法はない」
ブライアン・ジョンソンさんのインスタグラムより//ハンギョレ新聞社

 「死なない」を目標に若さを維持するために、10代の息子の血液を輸血することまで試みたシリコンバレーの大富豪が、治療法のない自己免疫疾患と診断された。

 6日(現地時間)付の英紙テレグラフによると、ブライアン・ジョンソンさん(50)は先月30日、自身のインスタグラムで「私は自己免疫疾患にかかっている。私の胃が自らを食べている」ことを告白した。ジョンソンさんは5月に診断を受けたという。ジョンソンさんが明らかにした公式の病名は、自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis)だ。医学界によると自己免疫性胃炎は、環境的な要因ではなく、体内の自己免疫反応によって胃炎を発症する疾患だ。胃酸を分泌する胃粘膜の壁細胞が、免疫反応を通じて破壊されることで発症する。

 胃酸が分泌されなくなるため、鉄分の代謝に影響を与え、欠乏性貧血を起こしたり、炎症を起こした組織ではがんの発生リスクが高まったりもする。珍しい疾患であり、正確な発症率は不明だが、ジョンソンさんは「2~5%の人がこの疾患をわずらっている」として、治療は不可能だと認めた。

ネットフリックスのドキュメンタリー『DON'T DIE:“永遠に生きる”を極めし男』=ネットフリックスより//ハンギョレ新聞社

 ジョンソンさんは、砂糖が多いシリアルとファストフードを食べていた幼少期から、20代初め以降に健康が悪化して体重が増加した時期までの間に発症したと推定した。ただし、自己免疫疾患は通常、食生活とは大きな関連はないとされている。

 ジョンソンさんは「自己免疫性胃炎は、栄養欠乏、貧血、そして長期的にはがんのリスクの増加を招く」とし、「現在の医療システムでは、この疾患が発見されると事実上手を引いてしまう。どれほど深刻だったり、致命的だったりしたとしても、管理する以外にできることはないとされている」

 ただし、ジョンソンさんは、血液検査を通じて、胃の粘膜を攻撃する細胞を特定しようとしていることを明らかにした。ジョンソンさんは「それを特定できれば、その細胞を抑制する治療への道筋が分かる」と主張した。

 ジョンソンさんは2013年、決済処理会社を8億ドルで売却してから、老化防止のためのプロジェクトに巨額の資金を投資してきた。年間約200万ドルを投入して医療専門家のチームを雇い、自身の血液と臓器の状態を測定し、「死なない(don't die)」という哲学を実現するために、自身を実験対象としている。ジョンソンさんは、自身の心臓は37歳、皮膚は28歳、肺機能は18歳、歯茎は17歳の水準だと主張してきた。

 ジョンソンさんは2023年、細胞の損傷を修復するために息子の血液を輸血したが、その後その実験には効果がなかったことを認めた。

クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1267049.html韓国語原文入力:2026-07-08 01:05
訳M.S

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