米国のヘグセス国防長官は、米国がイランとの戦争を開始して以降、韓国に配備されていたTHAAD(終末高高度防衛)ミサイルのシステムの一部が中東へ搬出されたことについて、「すべての状況は事前に計画され、考慮されたものであると、はっきりと言える」と述べた。
ヘグセス長官は12日(現地時間)、米連邦上院歳出委員会国防小委員会の2027会計年度予算に関する公聴会に出席し、民主党のブライアン・シャーツ議員に「韓国に配備されていたTHAADとパトリオットのシステムの一部が中東に搬出された。それは戦争が終わった後のことだった。戦争後、あの地域の米軍基地を防衛するために、世界中から弾薬が運ばれた。これらすべては予想していたことであり、計画の一部であったと認めることができるのか」と問われ、上のように答えた。
シャーツ議員の述べた「戦争が終わった後」は、先月7日の米国とイランによる停戦以降を指していると思われる。韓国に配備されていたTHAADシステムの一部の中東への配備も4月7日以降だったと推定される。
ヘグセス長官は「作戦のすべての側面は統合参謀本部と民間指導部によって綿密に検討されたものであり、非常に明確な目標を追求する過程で実現した」と付け加えた。
しかしシャーツ議員は、イラン戦争初期に中東の米国の同盟諸国や米軍基地が攻撃された後に、別の地域の対空資産を移す理由が理解できないとして、「これらすべてが予見されていたことなら、なぜ我々はまるで混乱に陥ったかのようにこれらすべてのことをおこなっているのか」と指摘した。これに対しヘグセス長官は「中央軍の指揮官たちと共に、今回の戦争に備えるためのあらゆる可能な措置を講じたと確信している」と述べた。
在韓米軍のゼイビア・ブランソン司令官は先月21日、米上院軍事委員会の公聴会に出席し、THAADシステムが韓国に残っていることを認めつつ、「我々は弾薬を送っており、移動の準備を進めている」と述べ、THAADミサイルを中東に移していることを示唆している。