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中国メディア「中国をコーナーに追い詰めるためにバイデンはサムスン電子を先に訪問」

登録:2022-05-22 20:28 修正:2022-05-23 06:44
官営メディア、バイデン訪韓を批判的に扱う 
評論家「軍事同盟を経済・技術同盟に格上げ」
尹錫悦大統領とジョー・バイデン米大統領が21日午後、ソウル市龍山の国立中央博物館で開かれた歓迎晩餐会で国旗に敬礼している=大統領室提供//ハンギョレ新聞社

 中国官営メディアは、ジョー・バイデン米大統領の韓国訪問が韓国を中国牽制に一層引き込むためのものだと報道した。

 中国共産党機関紙「人民日報」のインターネット版である「人民網」は21日午後、「韓国と日本を急いで引き込むために、米大統領バイデンが任期初のアジア歴訪に出た」というタイトルの記事を通じて、米大統領の韓国・日本訪問に関する記事を載せた。

 人民網は、バイデン大統領の今回のアジア歴訪が2つの慣例を破ったとし、米国の大統領が日本より韓国を先に訪問し、韓国大統領の訪米より米大統領の訪韓が先になされた珍しいケースだと伝えた。人民網は続けて国際問題専門家でアジア太平洋研究所の楊希雨研究員にインタビューし「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府は選挙期間に米国に密着し、韓米同盟を強化すると明らかにした」として「バイデン政府は今回を韓国を引き込む良い機会と見たようだ」と伝えた。

 人民網は、韓国を先に訪問した大統領の本音はサムスン電子を訪問して行った発言によくあらわれるているとし、彼が「韓米両国が技術同盟を発展させるのに、私たちの価値観と異なる国に依存する必要はない」と述べたと伝えた。人民網はこれと関連して、バイデンのアジア歴訪の本当の目的は「中国を抑制すること」だとした本紙の評価を引用した。

 中国官営英文メディアの「グローバルタイムズ」は20日午後、「バイデン、中国をコーナーに追い詰めるためアジア歴訪の最初の日程でサムスン電子訪問」というタイトルの記事を通じて、バイデン大統領の訪韓を批判的に扱った。グローバルタイムズは、この日のバイデン大統領のサムスン電子訪問が「サプライチェーン(供給網)強化のために協力するという(韓米)両国の意志を強調したもの」という「聯合ニュース」の記事を引用した。米国は半導体を中国牽制の核心手段としている。

 グローバルタイムズは多くの専門家を取材して「バイデンは、インド太平洋経済経済枠組み(IPEF)と北朝鮮の脅威を挙げて韓国を引き込むだろう」とし「地政学的ツールが韓国にいかなる利益をもたらすかは疑問であり、米国に無条件に寄り添うことが韓国の利益を最大化することはないだろうと、多くの人々が警告した」と伝えた。

 これらのメディアは、韓国の市民団体がバイデン大統領の訪韓に反対する集会を開き、バイデン大統領の警護員が韓国人に暴行した事件が発生した点も一斉に報道した。

 国際問題評論家の劉和平氏は21日、「深セン衛星テレビ」のインタビューで、今回の韓米首脳会談の結果に関連して「最も目を引く部分は、韓米間の既存の軍事同盟を経済・技術同盟に格上げした点」とし「これは韓米関係の全面的アップグレードと再編を意味するだけでなく、韓国外交戦略の方向性が大きく調整されるという意味」と述べた。

北京/チェ・ヒョンジュン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1043804.html韓国語原文入力:2022-05-22 13:55
訳J.S

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