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「性的妄言」相馬公使、懲戒なく定期人事で交代の見込み

登録:2021-07-21 02:28 修正:2021-07-21 07:46
毎日新聞「韓国の反発踏まえた事実上の更迭」 
日本政府、公務員法による懲戒処分には否定的立場
在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使//ハンギョレ新聞社

 日本政府は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領について性的表現を用いた妄言を述べた在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使を、近いうちに交代させる方針だ。毎日新聞が政府関係者の話を引用して20日に報道した。

 同紙は日本政府関係者の話を引用して「『定期的な人事異動』の体裁を取る方向だが、韓国内で相馬氏への反発が強まったことを踏まえた事実上の更迭とみられる」と報じた。

 すでに加藤勝信官房長官は19日の記者会見で、相馬公使の更迭についての問いに対し、「(人事については)外務大臣が勤務地(在韓日本大使館)での在任期間なども考慮した上で適材適所の観点から判断されている。そうした考え方にのっとって対応される」と述べている。共同通信も前日、日本政府が相馬公使を近いうちに異動させる方向で検討しているとして「事実上の更迭」と伝えた。ただし国家公務員法による懲戒処分を下すことについては、日本政府は否定的な立場だと報じている。

 相馬公使は今月16日の韓国のJTBCの記者との昼食懇談会で、韓日関係について「日本政府は韓国が考えているほど両国関係に気を使う余裕はない」「文大統領はマスターベーションをしている」などの不適切な発言を行ったことが伝えられている。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1004315.html韓国語原文入力:2021-07-20 16:32
訳D.K

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