本文に移動

カン・チャンイル駐日大使、赴任から4カ月で信任状提出

登録:2021-05-25 08:10 修正:2021-05-25 08:42
カン・チャンイル駐日韓国大使=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 カン・チャンイル日本駐在韓国大使が赴任から4カ月めの24日、天皇に信任状を提出した。

 駐日韓国大使館は、カン大使が同日午前、東京千代田区にある皇居で、徳仁天皇に信任状を奉呈したことを明らかにした。カン大使は天皇に文在寅(ムン・ジェイン)大統領のあいさつの言葉を伝えると共に、「韓日関係を一層高いレベルに発展させるために最善を尽くしたい」と述べたという。駐日韓国大使館は「信任状を奉呈したことで、カン・チャンイル大使はこれから日本国内で『駐日本大韓民国特命全権大使』としてあらゆる外交活動が可能になる」と説明した。

 今年1月に日本に赴任したカン大使は、2週間の自主隔離後、2月12日に日本外務省に信任状の写しを提出し、対外活動を始めた。日本に赴任した各国大使は、天皇に信任状の正本を提出するが、皇室の日程との調整などが必要であるため、まず外務省に写しを提出し、対外活動を行ってきた。

 駐日韓国大使は赴任後、首相や外相とそれぞれ面会するのが慣例だが、カン大使はまだ菅義偉首相や茂木敏充外相と面会を果たせていない。日本政府は、韓国側が日本軍「慰安婦」問題や強制動員被害者問題において受け入れ可能な解決策を用意するまで、対抗措置の一環としてカン大使に会っていないという。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/996400.html韓国語原文入力:2021-05-24 14:35
訳H.J

関連記事