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米国務長官「こちらは外交準備ができている、北朝鮮側は準備できたか」

登録:2021-05-24 20:52 修正:2021-05-25 06:55
イ・イニョン長官「南北米の対話再開に期待」 
北朝鮮核問題など米中間で協力に出るか
ブリンケン米国務長官=ワシントン/ロイター・聯合ニュース

 アントニー・ブリンケン米国務長官が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とジョー・バイデン大統領の首脳会談直後の23日(現地時間)、「こちらは外交する準備ができている。問題は北朝鮮もその準備ができているかだ」とし、「ボールは北朝鮮のコートにある」と述べた。

 ブリンケン長官はこの日、ABC放送とのインタビューで「北朝鮮が国連によって明確に禁止された行動に関与し続けているため、(我々は)対北朝鮮制裁を維持するが、外交的にこれ(関与)を追求する準備ができていることを明確にした」と強調した。

 ブリンケン長官はさらに「朝鮮半島の完全な非核化という目標を達成する最善の方法は、『北朝鮮に慎重かつ調整されたアプローチの上で外交的に関与すること』とバイデン大統領は判断した」と付け加えた。 この発言は「米国が北朝鮮を核保有国と認めるべきか」というアンカーの質問に答える過程で出た。ブリンケン長官は「そうではなく、またそうしてはならない。これは難しい問題だ」とし、バイデン政権の対北朝鮮アプローチ方法を説明した。

 「ボールは北朝鮮にある」という米国と違い、韓国政府は今回の会談で「南北および朝米間で対話を再開し、関係改善の道に進む非常に良い条件が整った」と積極的な期待感を示した。イ・イニョン統一部長官は24日、記者団に対し「北側も十分な環境が整っただけに、近いうちに積極的に反応することを期待している」とし、このように述べた。イ長官はこれに先立って出演したMBC(文化放送)ラジオ「キム・ジョンベの視線集中」で、首脳会談の共同声明に「4・27板門店宣言」が明記されたことについて「南北間の自主的で独自の関係改善精神が十分反映されていると評価する」とし、「朝米が対話の過程に入れば(南北協力の)具体的なアプローチも始められると思う」と述べた。 大統領府は、対北朝鮮政策関連の米中間の協力体制が稼動すると見通した。大統領部の関係者はこの日、記者団に対して「米国は北朝鮮核問題、気候変動、イラン核問題などは中国と協力できる事項に分類している」とし、「対北朝鮮政策の検討結果についても、米国が中国側に説明したと聞いている。両国が必要なコミュニケーションを取るものと思われる」と述べた。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員、イ・ジェフン先任記者、イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/996361.html韓国語原文入力:2021-05-24 18:13
訳J.S

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