本文に移動

日本、今度はドイツの公立博物館に展示された少女像の撤去を要求

登録:2021-04-17 06:09 修正:2021-04-17 06:23
ベルリンの日本大使館、博物館側に撤去を要求 
加藤官房長官「日本の立場と相いれない、速やかな撤去に向けて努力」 
今月15日(現地時間)、ドイツのザクセン州のドレスデン州立民俗博物館の展示場の内部にバスに乗っていた少女像が設置された=ドレスデン/ナム・ウンジュ通信員//ハンギョレ新聞社

 ドイツの公立博物館に平和の少女像が展示されたことと関連し、日本政府が撤去を要求した。

 NHKは16日、「ドイツ東部の博物館で、16日から開かれる戦争や暴力の経験などをテーマにした特別展の中で、慰安婦問題を象徴する少女像が展示される」とし、「ベルリンの日本大使館が像の撤去を求めている」と報道した。加藤勝信官房長官も同日の定例記者会見で「慰安婦銅像の展示は我が国政府の立場や、これまでの取り組みと相いれない、極めて残念なこと」だとし、「速やかな撤退に向けて、様々な関係者にアプローチし、説明を行っている」と述べた。

 ドイツのドレスデン博物館連合は同日から8月1日まで「言語喪失-大きな声の沈黙」をテーマに展示会を開く。今回の展示会では2体の少女像が展示された。展示場内には2017年にソウル市内を走るバスに乗った少女像が、中庭には平和の少女像が置かれた。

 ドレスデン博物館連合のマリオン・アッカーマン総括代表は15日、記者会見で「日本軍『慰安婦』たちの話はまだドイツ社会で十分に知られていない」とし、「今回の展示会が個々人の“自伝的真実”を知らせるための機会を提供できることを願う」と述べた。これに対して駐ベルリン日本大使館は「日本政府の立場と相いれない」として博物館側に遺憾を表明し、「理解を得られるよう説明を続けていく」と明らかにした。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/991392.html韓国語原文入力:2021-04-16 19:36
訳H.J

関連記事