マイク・ポンペオ米国務長官は25日(現地時間)、北朝鮮との核交渉について「忍耐する用意ができている」とし、「対北朝鮮経済制裁は維持されるだろう」と述べた。
カンザス州連邦下院議員出身のポンペオ長官は同日、カンザス州ラジオ放送の「KFDI」とのインタビューで、「北朝鮮が新たな戦術兵器を持っていると主張し、強硬な立場を打ち出している」という司会者の質問に対し、「我々は、彼らが言っているのが何なのかをわかっていると思う。かなり確実だ」としながらも、「これ以上多くは語れない」と答えた。北朝鮮の「朝鮮中央通信」は16日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新たに開発した先端戦術兵器の実験を指導したと報じた。
ポンペオ長官はさらに、「我々はこれ(北朝鮮の核交渉)が長いプロセスになるということを知っていた」とし、「現政権は北朝鮮からの非常に厳しい脅威と共に発足した」と述べた。また、「(ドナルド・トランプ)大統領は金委員長と首脳会談を行うことを決めており、私はその解決のために交渉に取り組んできた」と述べた。ポンペオ長官は「それは時間がかかるだろう。我々は忍耐する用意ができている」と強調した。続いて「我々は北朝鮮がミサイル・核実験を中断するように働きかけてきた」とし、「北朝鮮が我々と関与(対話)するように仕向けた経済制裁は、引き続き維持されるだろう」と述べた。対北朝鮮交渉で時間に囚われず、長い視野で臨むと共に、北朝鮮の非核化まで対北朝鮮制裁を維持するという点を繰り返し明らかにしたわけだ。
ポンペオ長官は今月20日に発足した韓米作業部会に関する質問に対し、「朝鮮半島の平和を復元する努力が、(北朝鮮の)非核化対話と共に進むように考案された」と説明した。彼は「我々は韓国のパートナーたちと歩調を合わせており、これからもそうすることを望んでいる」と述べた。