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地下鉄駅は今‘フランチャイズ旋風’

原文入力:2011-03-09午後08:34:25(1582字)
コンビニに続き 美容室・レストランまで入店競争
流動人口多く快適になったため…成長可能性 高い

キム・ウンヒョン記者

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粉食店(簡易食堂)や衣料品店のような零細商店が中心だった地下鉄駅がフランチャイズ店の新たな激戦場に変わっている。7,8,9号線など新しく作られた地下鉄駅の空間快適性が高まり、コンビニや化粧品販売店をはじめ、最近ではフランチャイズ型美容室とレストランまで続々と入店している。地下鉄駅が‘通過する’場所から‘留まる’場所へと変貌している。

交通カード充填、定期券販売など駅務機能を備えたコンビニと共に地下鉄駅にこの頃最も多く入店しているのは化粧品ロードショップ ブランドだ。フェイスショップは2004年に業界で初めて地下鉄駅内入店を始め、ソウル・首都圏だけでなく釜山地下鉄駅まで75ヶの地下鉄駅内売場を運営しており、ミーシャは2008年から地下鉄駅に進出し現在92ヶ地下鉄駅内売場を運営中だ。流動人口が多い江南駅や舎堂駅、高速ターミナル駅の売上収益は主要地域の街頭店舗に劣らず高い。汝矣島駅フェイスショップ直営売場を管理するパク・サンミ マネジャーは「退勤時間の夕方6時から8時に販売が集中する」とし「流動人口中心のため販売される品目も基礎化粧品よりはその都度必要なメーキャップ製品の比重が高い」と話した。

ベーカリーフランチャイズの BREAD & CO はパリバケットなどすでに他企業らが先行獲得した街頭店競争を避け戦略的に地下鉄駅商圏を攻略している。50店舗中の11店舗を梧木橋駅、クァンナル駅など地下鉄駅に配置し、昨年には光化門駅と安国駅、江南区庁駅にイタリアン レストラン‘BRCD’を開業した。BREAD & CO のキム・ヒョンソプ マーケティングチーム長は「スキ間商圏として地下鉄駅舎を集中攻略した」とし「会社員の接近が容易な市内中心街の駅舎に売場を開き、お昼だけでなく帰途の夕食メニューの売上に注力している」と明らかにした。

既存街頭店競争で優位を走ってきたダンキンドーナツも2009年から地下鉄駅に入店を始め、現在 ソウル地下鉄1~8号線に16ヶ店舗を運営中だ。街頭店に比べ半分ほどの大きさのキオスク形で運営するため投資額が少ないうえに既存商店街に入る際に必要な権利金問題などがないことが長所だ。投資対比収益性も高いというのがダンキンブランドを運営するSPC側の説明だ。

現在、フランチャイズ新規入店が最も活発な地下鉄は9号線だ。ソウル9号線運用(株)が商業空間活用度を高めるために設計段階から駅事務所をなくし、開通前から公開入札を通じて地下鉄駅事業者を選定した。これにLG生活健康が直営するビューティフルレックスをはじめミスタードーナツ、ダイソー、トム&トムズなどの多くのフランチャイズ企業等が入店している。

地下鉄駅商圏はまだ初期段階で今後 商圏成長の可能性が大きいというのが企業等の展望だ。特に一日平均乗降人数上位10駅を含め流動人口が最も多いソウル地下鉄1~4号線の地下鉄駅は商業空間として開発できる余地が多い。1~4号線を運営するソウルメトロは最近 地下鉄の駅遊休空間の商業化を積極的に進めている。ソウルメトロ関係者は 「82駅の100ヶ所を商店施設に転換準備中で、1段階として来る4月に40ヶ所でコーヒー専門店を競争入札で誘致する予定」と明らかにした。

キム・ウンヒョン記者 dmsgud@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/467264.html 訳J.S