未来アセット証券が日本の中規模証券会社、三晃証券の買収を公式に発表し、日本現地への進出を告げた。
未来アセット証券は29日、「取締役会において、当社の米国子会社である未来アセット・セキュリティー・ホールディングスによる日本の三晃証券の発行株式の100%取得、およびそれに向けた未来アセット・セキュリティー・ホールディングスへの出資を決議した」と発表した。米国子会社を通じて日本の三晃証券を買収するということだ。未来アセット証券は別資料で、「米国子会社を通じて、日本の岡三証券グループから現地証券会社の三晃証券の株を100%取得する株式譲渡契約(SPA)を結んだ」と明らかにした。
発表によると、三晃証券株の取得に必要な代金は約476億ウォン(約56億1000万円)で、代金は最終的に取引終了時点で確定する。未来アセット証券は今回の取引に向け、未来アセット・セキュリティー・ホールディングスに約1006億ウォン(120億円)を出資してその一部を三晃証券の株式取得代金とし、残りを三晃証券に投入して現地事業拡大の資金とする計画だ。
三晃証券は、日本の岡三証券グループ傘下の自己売買専門の証券会社。自己売買とは、証券会社が顧客の資金ではなく自社の資本(自己資本)で株や債券などを売買して利益をあげる事業。未来アセット証券は今回の三晃証券の買収により、日本国内で株や債券が売買できる「第一種金融商品取引業者」の資格を得る。未来アセット証券は「株式取得後、既存の自己売買事業を補強するとともに、現地の経営基盤を強化する計画」だと語った。
未来アセット証券は今後、岡三証券グループと商品・サービス分野における協力も協議していく予定だ。未来アセット証券は「今回の株式譲渡契約(SPA)の締結は、日本現地での事業基盤を確保するとともに、グローバル事業を拡大する重要な契機」だとして、「関係法令に則った手続きと体制整備を経て、将来的にリテール事業を推進していく」と語った。
年内に中国現地の金融会社の買収も実現する可能性がある。パク・ヒョンス会長は27日に慶熙大学ソウルキャンパスで行われた特別講演で、「中国本土で(推進中)のM&A(合併・買収)は今年中に完了するだろう」と語っている。