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韓国、4月の対米貿易黒字が40%減…日本・中国よりも大きな打撃

登録:2025-06-09 20:08 修正:2025-06-10 08:25
1日、京畿道平澤(ピョンテク)港にコンテナが積まれている/聯合ニュース

 韓国の4月の対米貿易黒字の縮小幅が40%に達し、米国の主要貿易相手国の中で韓国が「関税戦争」の打撃をより多く受けたことが分かった。

 8日に確認した米商務省の統計によると、米国の4月の商品収支赤字は約875億ドルで、3月(約1513億ドル)より42%も減少した。輸入が20%近く急減したことが大きな役割を果たした。ドナルド・トランプ政権が3月の鉄鋼・アルミニウムに続き、4月には自動車と自動車部品に25%の関税を課したことが直接的に作用したと分析される。米国は先月からすべての輸入品に「一律関税」の名目で10%を課している。

 米国の貿易赤字の減少は、相手国には対米貿易黒字の減少となる。この統計で、韓国は黒字規模が3月は63億ドルだったが、4月には38億ドルに大きく減った。対米輸出が同期間に121億ドルから98億ドルに減少したためだ。

 対米貿易黒字幅が最も大きく減ったのは欧州連合(EU)で、476億ドルから192億ドルに急減した。やはり対米輸出が837億ドルから544億ドルに大幅に減ったことが主な要因だった。カナダも黒字が347億ドルから226億ドルに減り、打撃が大きい方だった。対米輸出1位のメキシコは186億ドルから140億ドルに減少した。

 ところが、韓国と米国市場をめぐって競争する日本と台湾は、4月に対米貿易黒字がむしろ増え、対照的な姿を見せた。日本は62億ドルから67億ドルに、台湾は78億ドルから96億ドルに黒字が拡大した。この期間に日本の対米輸出には大きな変化がなく、台湾は18%増加した。米国が関税戦争の最大標的にした中国は、3月の179億ドルから4月には172億ドルへと対米貿易黒字が小幅に減るにとどまった。オーストラリアは9億ドルの黒字から12億ドルの赤字に転じた。

イ・ボニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1201673.html韓国語原文入力:2025-06-08 22:06
訳J.S

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