前日「6万電子」に成功したサムスン電子の株価が今日も上昇を続けている。
21日午前、有価証券市場でサムスン電子は取引序盤に前日より1%以上上昇し始め、9時32分頃には6万1000ウォン台を超えた。9時45分現在は前日より2%以上上昇した6万1000ウォン台半ばの価格で取り引きされている。
前日、サムスン電子の株価は6万200ウォンで取引を終え、6万ウォン台を回復した。6万ウォン台を回復したのは、昨年10月15日(終値6万1000ウォン)以来5カ月ぶりに初めてで、取引日数で計算すると104日ぶりだ。
サムスン電子は今週4取引日の間だけで10%跳ね上がった。外国人投資家らが5035億ウォン分を買い越し、株価上昇を牽引した。ひとまず18日(現地時間)、モルガンスタンレーがサムスン電子の目標株価を既存の6万5000ウォンから7万ウォンに上方修正したことが、外国人投資家の認識の変化に影響を与えたという分析がある。モルガンスタンレーは、サムスン電子のNANDフラッシュ価格が減産効果で反騰したことや、DRAM現物価格も中国の人工知能(AI)設備投資と関税引き上げ前の購入需要などで上がる点などを挙げて目標株価を調整した。
韓国国内の一部の証券会社は、サムスン電子を「最選好株」として提示しもした。DS投資証券(イ・スリム、キム・ジンヒョン)は20日のレポートで「3~4月の半導体大型株に対する『買い』意見を維持し、4月までサムスン電子を最選好株として提示する」として「メモリー全般に価格上昇への期待が拡散している」と述べた。これに加えて「メモリー企業の利益の推定値が上がる可能性が存在し、特に中国の中低価格スマートフォンの販売増加にともなう汎用メモリー関連の利益が回復する強度は、サムスン電子により強く現れるだろう」との見通しを示した。
この日、ネイバーの掲示板の銘柄討論ルームで投資家たちも「外国人がかき集めている」、「今日が底ではないか」として期待を示している。終値基準でも6万1000ウォン台を超えることができるかに関心が集まっている。
サムスン電子に続き、同じ半導体株で時価総額2位のSKハイニックスの上昇幅はさらに大きい。ハイニックスは同日午前9時47分基準で、前日より3.33%値上がりした21万7000ウォンで取引された。ハイニックスはこの7取引日の間、11.4%も上昇した。14日に20万ウォン台を回復し、前日には21万ウォン台も取り戻した。