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韓国貿易協会「中国のレアアース武器化に備え、周辺国との協力強化を」

ハンギョレグラフィック//ハンギョレ新聞社

 中国が未来先端産業において必須の材料であるレアアースを武器化しようとする動きに備えるべきだという分析が提起された。

 韓国貿易協会は16日、「中国の輸出禁止・制限技術リスト改正案におけるレアアース技術規制と示唆点」という題の報告書で「中国政府はレアアースおよび永久磁石のサプライチェーンで、自国の影響力と鉱物資源の戦略的活用の可能性をよりいっそう高めている」とし、「米中の技術覇権競争の深刻化に対応し、中国が持つ戦略資源として、レアアースのサプライチェーンの統制力を確固たるものにするための措置と解釈される」と明らかにした。レアアースは「非常にまれに存在する金属元素」という意味で、永久磁石の製作に必要不可欠な物質として挙げられる。

 中国政府は昨年12月、「輸出禁止・制限技術リスト」改正案を発表し、「レアアースの永久磁石製造技術」を輸出規制の対象に新たに含めた。また、レアアースの採掘、選鉱、製錬と関連した技術項目を政府の許可なしに輸出できないようにした。

 レアアースはほぼすべての先端製品の製作に活用される源泉素材だ。特にレアアースの中でもネオジウムの入った磁石は、現在まで開発された磁石の中で最も強い磁力を持ち、主にモーター製品の小型化と軽量化、効率化を具現するのに必須な材料だ。一般的に電気自動車(EV)1台の駆動モーターにネオジムが約1.6キロ入る。

 今回の改正案が確定し、中国がこのリストを根拠にレアアースに関する装備の輸出や人材移動を遮断した場合、韓国を含め主要国が推進中の永久磁石サプライチェーンの内在化に支障が生じる恐れがあると報告書では診断されている。ただし、規制対象がレアアース製品ではなく技術という点で、サプライチェーンに及ぼす短期的な影響は大きくはないと見通した。

 貿易協会のパク・ガヒョン首席研究員は「未来先端産業の必須材料であるレアアースと永久磁石の国内競争力を育て、主要国との協力を通じてレアアース調達の危険性を緩和しなければならない」と明らかにした。

キム・フェスン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1092010.html韓国語原文入力:2023-05-17002:49
訳C.M

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