昨年末現在、韓国の経済規模が世界11位に上がったと集計された。
16日、世界銀行(WB)のホームページによると、昨年の韓国の名目国内総生産(GDP)は1兆3779億ドル(約137兆9000億円)で、全世界では1年前より2段階上がった11位だった。ドル基準の名目国内総生産は、国家別経済規模を比較する際に使う代表的な指標だ。
韓国のドル基準名目国内総生産の順位は、2000年代初盤は11~12位と低迷し、2005年に10位まで上昇したが、その後は下がりはじめ、2008年には15位まで落ちた。以降、少しずつ上昇し2014年には13位に上がった。
昨年の韓国の経済規模の順位の上昇は、韓国より前の順位にいたロシア(10位・2014年の順位)とオーストラリア(12位)の経済が大きく萎縮したことによるものだ。これらの国の主な成長動力である原材料輸出が価格下落の影響で大幅に低迷したためだ。実際、ロシアとオーストラリアの経済規模は1年の間にそれぞれ34.7%、7.9%縮小した。同じ期間、韓国の経済規模は2.4%減にとどまった。
昨年現在、もっとも経済規模が大きい国は米国だった。米国の名目国内総生産は17兆9470億ドル(約1796兆円)と、韓国より13倍近く多い。続いて中国(10兆8664億ドル=約1087兆円)、日本(4兆1233億ドル=412兆5000億円)、ドイツ(3兆3558億ドル=335兆8000億円)、英国(2兆8488億ドル=約285兆円)の順だった。
一方、世界銀行が発表した名目国内総生産の規模は、先に提示された韓国銀行の発表値(1兆3775億ドル)とは多少の差がある。これは両機関の集計方法が違うためだ。韓国銀行はドル基準の国内総生産を集計する際は当該年度の平均為替相場を、世界銀行は最近3年間の平均為替相場を活用する。
キム・キョンラク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2016-08-16 22:23