2026北中米ワールドカップのベスト32脱落は、今回の成績表以上に重い課題を残した。再跳躍の可能性を見極めるのが難しい「未来の不在」だ。ソン・フンミン(34)やキム・ミンジェ(30)、イ・ガンイン(25)といった大型選手を擁しながらも、グループリーグの関門を越えられなかったことも痛手だが、4年後の2030スペイン・ポルトガル・モロッコ大会では、イ・ガンインを除く主力選手たちに続く人材が見当たらない状況にある。
今回の大会を1勝2敗で終えた韓国サッカーは、世代交代の岐路に立たされている。代表チームの精神的支柱であるエースのソン・フンミンやイ・ジェソン(34)といった、いわゆる「92年生まれ組」にとっては事実上、今回の大会が全盛期の技量を発揮できる最後のワールドカップだった。イ・ジェソンは大会前、「今回が最後のワールドカップ」だと断言していた。「96年生まれ組」も状況は似ている。世界的なディフェンダーのキム・ミンジェをはじめ、ミッドフィルダーの要であるファン・インボム(30)、果敢な突破が長所であるファン・ヒチャン(30)も同様に4年後には30代半ばに突入する。他のポジションに比べ高齢までプレーが可能なゴールキーパーのキム・スンギュ(36)、チョ・ヒョヌ(35)もやはり年齢が高めだ。
世代交代の失敗の兆候は、今回のグループリーグに如実に表れた。2022カタール大会では代表チームの最年少だったイ・ガンインが、今回の大会の韓国代表チームの実質的なエースとして台頭したこと以外には、収穫がない。イ・ガンインにだけ集中した攻撃の試みは、むしろ彼を孤立させる悪手にもなった。
「新星」の登場もなかった。韓国サッカーは、1998年はイ・ドングク、2002年はパク・チソン、2010年はキ・ソンヨン、2014年はソン・フンミン、2022年はイ・ガンインが登場し、世代交代を知らしめた。しかし、今回の大会で最年少のペ・ジュンホ(23)は1分も出場できなかったし、イェンス・カストロップ(23)は南アフリカ共和国との第3戦後半に投入されたが、実力を示すには時間が足りなかった。サイドアタッカーのヤン・ヒョンジュン(24)とオム・ジソン(24)は途中出場し、グラウンドに立ったが、一瞬の存在感を残すにとどまった。ディフェンダーのイ・ハンボム(24)とイ・テソク(24)は比較的出場時間が長かったが、まだ磨きが必要な原石に近かった。
根底から揺らぐ韓国サッカーの危機は予想されたことだった。韓国の男子23歳以下(U-23)代表チームは、2024パリ五輪の本大会出場を果たすことができなかった。40年ぶりとなる五輪本戦への進出失敗だった。選手個人のスター性にだけ依存する韓国サッカーが脚光を浴びる間、体系的な選手育成システムの上には濃い影が差していた。それに加え、大韓サッカー協会の独断的かつ不公正な運営が、忠実なファンたちをも離反させた。
「われわれはどのようにしてワールドカップを準備すべきなのか、また、韓国サッカーの発展をどう進めていくべきなのかを、この10年間で学んだにもかかわらず、またそれを忘れてしまい、同じことを繰り返した。二度とこうしたことを繰り返さないためには、しっかりと未来を見据え、未来を描き、その未来のために一歩一歩ゆっくりでも進む韓国になってほしい」というJTBCのパク・チソン解説委員の言葉どおり、韓国サッカーの設計図を一から描き直すべきときがきた。