本文に移動
全体  > 文化

【W杯】韓国、ベスト32逃す…「黄金世代」擁しながら最悪のW杯「自滅」

登録:2026-06-29 07:40 修正:2026-06-29 08:32
コンゴ民主共和国がウズベキスタンを破り 
ベスト32進出の可能性が消失
26日(韓国時間)、記者会見に参加したホン・ミョンボ監督=サポパン/聯合ニュース

 史上初めて48カ国が参加し、32カ国がトーナメントに進出する2026北中米ワールドカップで、韓国代表チームはベスト32の舞台に立つことなく帰国することになった。監督選任から戦術不在、大会中の采配まで、過程と結果の双方で問題を残した最悪のワールドカップになってしまった。韓国は、コンゴ民主共和国が28日(韓国時間)、ウズベキスタンとの試合に3-1で勝ったことで、ベスト32への進出の可能性が消失した。

 振り返ってみると、最初からボタンを掛け違えていた。大韓サッカー協会がホン・ミョンボ監督を選任する過程で生じた公正性をめぐる議論の段階で、ファンの雰囲気はすでに批判的だった。ホン・ミョンボ監督の基本戦術であるスリーバックも物議を醸した。組織力より個人の能力に頼る構造だとする批判が絶えなかった。ソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェなどの黄金世代の選手たちがそろっているにもかかわらず、彼らの能力をうまく活用できていないとする声が高まっていた。

 不安を抱えたまま始まった大会だったが、第1戦のチェコ戦では希望が見えた。チェコに先制点を許したが、選手たちはあきらめなかった。ファン・インボムが同点ゴールを決め、途中出場のオ・ヒョンギュが逆転の決勝ゴールを挙げ、2-1の逆転勝利を収めた。16年ぶりとなる韓国のワールドカップ初戦の勝利をもたらしたため、背を向けていたファンたちの関心も、ふたたびピッチに向かった。第2戦のメキシコ戦でも善戦した。相手はA組最強と目される開催国のチームだったからだ。海抜1500メートルのグアダラハラの高地、そして、圧倒的なメキシコのホームファンたちの声援のなかで、韓国は奮闘した。ほんの一瞬の痛恨のミスにより0-1で敗北したが、ファンたちは「負けたがよく戦った」と激励した。

 こうして、ベスト32進出まですべてが整っているかのように見えた。引き分けさえすればベスト32に進出できる南アフリカ共和国とのグループリーグ第3戦で、ホン・ミョンボ監督は突然、賭けに出て、主将ソン・フンミンを先発からはずした。後半に南アフリカ共和国の体力が落ちる時間帯を狙うという作戦だった。

 しかし、その計画は前半から狂い始めた。パスの失敗が相次ぎ、チーム全体がなかなかリズムを見出せなかった。むしろ、A組最弱とされていた南アフリカ共和国に主導権を渡したまま、後半に決勝ゴールを奪われてしまった。ホン・ミョンボ監督は、後半開始と同時にソン・フンミンを投入したが、「ゲームチェンジャー」にはなれなかった。

 第1戦と第2戦に比べ、第3戦に入って急激に低下した運動量に、多くの人が疑問を抱いた。何が問題だったのだろうか。しかし、ホン・ミョンボ監督は試合翌日、「すべては監督の責任」だとしたうえで、「試合内容がなぜああだったのか、簡単には答えを見つけられずにいる」という、やや無責任な回答を示した。ファンたちの怒りをさらに買う発言だった。

 結局、1勝2敗(勝点3)のグループリーグ3位で大会を終えた韓国は、ワールドカップ・ベスト32を逃すという不名誉を背負うことになった。監督個人としても、不名誉の歴史を拭い去ることはできなかった。ホン・ミョンボ監督は、2014年のブラジル大会でも監督として韓国を率いた。しかし、このときは2敗1分けという散々たる成績で大会を終えた。

 ホン・ミョンボ監督は、12年後となる2026年の今回の大会で、批判にもかかわらず再び代表チームの指揮をとったが、結果は同じだった。「南アフリカ戦を見に行った私がバカだった。本当に行って無駄だったと思う。どうしてあんな試合ができるのか。ホン・ミョンボ監督に会ったら問い詰めてほしい」というメキシコ・モンテレイのある韓国料理店の店主の言葉どおり、ホン・ミョンボ率いる韓国代表は韓国のファンだけでなく、韓国を愛するメキシコのファン、そして、当地にいる海外同胞にとって、簡単には忘れることのできない大きな傷だけを残した。

モンテレイ/ソン・ヒョンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sportstemp/worldcup/1265640.html韓国語原文入力:2026-06-29 05:28
訳M.S

関連記事