山本由伸(25・ロサンゼルス・ドジャース)は、昨年は日本プロ野球のオリックス・バッファローズに所属し、24試合で171イニングを投げた。自責点はわずか22点だった。しかし、21日、ソウル市九老区(クログ)の高尺スカイドームで開かれた2024年のメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスとの試合では違った。1イニングの間に5点を渡した。残念な大リーグのデビュー戦だった。
20日の試合がパドレスのホーム開幕戦だったのに対し、21日の試合はドジャースのホーム開幕戦だった。試合前にドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「山本に期待している。90回ほど投げることになるだろう」と言っていた。しかし、山本に44回目のボールはなかった。彼は1回だけで43回(ストライク23回)投げ、4安打2デッドボールを許し、5点を奪われた。そして、2回はブルペン投手であるマイケル・グローブに交替させられた。
山本は、日本のプロ野球では昨年まで7シーズンの間に75勝30敗平均自責点1.72を記録した。過去3年間には三冠を達成し、3年連続でリーグMVPに選ばれた。沢村賞を4年連続で受賞したりもした。彼は昨年12月末にメジャーリーグの投手最高額(12年3億2500万ドル)でドジャースのユニホームを着た。大谷翔平が一緒にプレーしたいという意志も表明した。デモ試合の際には平均自責点は8.38と振るわなかったが、開幕後は違った姿をみせるという希望があった。しかし、高尺ドームで行われた彼の大リーグのデビュー戦は最悪の黒星となった。