19日、日本の東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)の決勝戦。韓国と日本は9回まで2対2の同点だった。
タイブレークが採用された延長10回表。ノーアウト1、2塁で韓国の攻撃が始まった。送りバントに失敗したキム・ドヨン(KIAタイガース)の併殺打で、得点のチャンスを失ったかのように見えたが、ユン・ドンヒ(ロッテ・ジャイアンツ)がツーアウト3塁でタイムリーを放った。ノ・シファン(韓火イーグルス)の安打で再びツーアウト1、3塁の状況が続いたが、キム・フィジプ(キウム・ヒーローズ)が三振で退き、それ以上得点を伸ばせなかった。
3対2のリードで迎えた10回裏、ノーアウト1、2塁での日本の攻撃。抑えのチョン・ヘヨン(KIA)が送りバントと敬遠(故意四球)で迎えたワンアウト満塁で、坂倉省吾の犠牲フライで同点を許し、続くツーアウト満塁で門脇誠にサヨナラヒットを浴びたことで、韓国は日本に3対4の敗北を喫した。2017年の初大会以来6年ぶりに開催された今大会で、韓国は再び日本を越えることができず、準優勝に終わった。しかし、世代交代の過渡期で、杭州アジア大会に続き、若い選手たちが活躍し、未来の可能性を確認した。
韓国は同日、先発のクァク・ビン(斗山ベアーズ)が5イニング5被安打(1被本塁打)、3四球6奪三振の1失点で好投した。5回裏、ツーアウトまで好調を維持したが、牧秀悟に投げたカーブが真ん中に入り、ソロホームランを打たれたのが唯一の失点だった。一方、日本先発の今井達也は4イニング5被安打2四球2失点でマウンドを降りた。韓国は3回表、ワンアウト1、2塁で、ノ・シファンが2打点の2塁打を放ち、2対0でリードしたが、その後追加得点ができず、勝負は延長までずれ込んだ。
アジアプロ野球チャンピオンシップは24歳以下(1999年1月1日以降生まれ)またはプロ3年目以下(2021年以降入団)の選手たちが参加し、韓国、日本、台湾、オーストラリアの4カ国が競う。韓国シリーズが延びたため、LGツインズ、KTウィズの選手たちは今大会に出場できなかった。戦力が整っていない状況で、日本と拮抗した試合をしたという点が鼓舞的だった。優勝チームの日本には賞金2千万円が、準優勝チームの韓国には賞金500万円が与えられる。