突風が終わった。
アジアサッカー連盟(AFC)所属国のワールドカップでの善戦は、ベスト16で止まった。オーストラリア、日本に続き、韓国も世界最強のブラジルに敗北(1-4)し、ベスト8入りに失敗した。AFC所属3カ国がW杯でベスト16入りしたのは今回が初めてだった。これまでは2カ国が最多だった。
2022カタールW杯で、アジア諸国はかなり多くの異変を起こした。サウジアラビアがアルゼンチンにW杯史上初の逆転負けをもたらしたのに続き、日本がドイツ、スペインに相次いで勝った。オーストラリアもW杯史上初の2連勝を収め、ヒディンク監督が指揮した2006年以来16年ぶりに決勝トーナメントに進出した。韓国は1次リーグ最後のポルトガル戦で、後半のアディショナルタイムに逆転ゴールで勝ち(2-1)、劇的に12年ぶりの遠征ベスト16入りを果たした。
しかし、準々決勝(ベスト8)の扉を開くには力不足だった。オーストラリアはリオネル・メッシを前面にたてたアルゼンチンに1-2で敗れた。日本は2018ロシアW杯準優勝チームのクロアチアを相手に、延長戦を含めて120分間善戦したが、PK戦の末に敗れた。体力的限界に直面した韓国も、ブラジルの壁を越えることができなかった。
イングランド、フランス、クロアチア、オランダ、ブラジル、アルゼンチンなど欧州・南米の伝統的サッカー強豪がベスト8入りし、スペイン-モロッコ(7日午前0時)、ポルトガル-スイス(7日午前4時)の試合を通じて残りの2チームが決まる。モロッコがスペインに敗れれば、今大会で旋風を巻き起こしたアフリカチームも全チーム脱落となる。