韓国W杯史上初めて1試合でマルチゴールを決めたチョ・ギュソン(24、全北現代)に欧州チームが関心を示している。海外メディアは、トルコのフェネルバフチェとフランスのスタッド・レンヌがチョ・ギュソンにラブコールを送っていると報じた。
30日(韓国時間)、トルコのメディア「タクヴィム」は「フェネルバフチェがスタッド・レンヌと(チョ・ギュソンの)移籍をめぐり争奪戦を繰り広げている」とし「キム・ミンジェ(ナポリ)の成果に満足したフェネルバフチェがチョ・ギュソンを迎え入れるために韓国代表チームと接触している」と報道した。同紙は「フランスリーグチームの一つであるスタッド・レンヌも韓国代表チームで出場した18試合で6ゴールを決めたチョ・ギュソンを狙っている。スタッド・レンヌとフェネルバフチェは今季、ヨーロッパリーグ(UEFA)のライバルでもあった」と報じた。これに先立ち、キム・ミンジェは昨年8月、フェネルバフチェに移籍し、1年間シュペルリーグを経験してから、今夏、イタリアのSSCナポリに移った。移籍金は2千万ユーロ(約28億円)だという。
イタリアメディアもチョ・ギュソンの欧州進出の可能性に言及した。イタリアのメディア「コティディアーノ・ナツィオナーレ」は同日、「韓国がチョ・ギュソンという新しい人物を発掘した」とし、「カタールにいる数多くのイタリアのスカウトのノートに彼の名前が書かれただろう」と報じた。それと共に「チョ・ギュソンの年俸が140万ユーロ(約2億円)という点を考えると、多くのスカウトが素晴らしいフィジカルと成果を備えたチョ・ギュソンに賭ける準備をするとみられる。チョ・ギュソンは今回のW杯を通じてソン・フンミンの立派な後継者になれるだろう」と見通した。
一方、チョ・ギュソンは2022カタールW杯で「新星」として急浮上した。特に28日、カタール・アルラヤンのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われた1次リーグH組第2戦、韓国とガーナの対戦で芸術的なヘディングでマルチゴールを決め、思う存分実力を発揮した。チョ・ギュソンは全世界のサッカーファンを魅了し、30日午後5時現在、個人のインスタグラムのフォロワーが150万人を超えた。チョ・ギュソンは12月3日0時に開かれるH組最後の韓国対ポルトガル戦に備えている。