原文入力:2011/09/26 22:26(1490字)
イ・ジョンエ記者
来年 大統領選挙・総選挙‘前哨戦’で 348議席中 177議席 確保
緑色党 プラセ、韓国養子縁組出身として初当選
<フランス左派:社会党・共産党・緑色党連合>
←チャン・ベンサン プラセ
フランス左派陣営が1958年第5共和国誕生以後、初めて上院を掌握した。
25日に行われたフランス上院議員選挙で社会党・共産党・緑色党の左派連合が執権大衆運動連合(UMP)等 中道・右派政党に勝利した。
海外領を含め44ヶデパルトゥマン(道)で計348人の上院議員中 170人を新たに選出した今回の選挙を通じて左派連合は半数を越える177席を確保したと<ルモンド>などが26日報道した。ニコラ・サルコジ大統領側では敗色が深まったこの日夜遅く‘選挙結果報告を受け取った’という短い声明を出し‘敗北’を認めた。
フランス上院で左派陣営が多数を占めたのは1958年以後 初めてだ。たとえ市長・市会議員など‘大有権者’(グランジェレクティル) 7万2000人余りによる間接選挙ではあるものの、上院を初めて掌握した社会党は‘この雰囲気を大統領選挙まで継続しよう’として浮き立つ表情を隠せずにいる。社会党の有力大統領候補に挙げられるフランソワ オランド前代表はこの日「2012年(大統領選挙で)起きることの前兆」として「サルコジは歴史上、上院を初めて譲り渡した右派大統領として歴史に記録され退くことになるだろう」と話した。
<AFP>通信は歴史的な上院選挙勝利を手始めに来年の大統領選挙(4月)と総選挙(6月)でも社会党が‘ハットトリック’(3ゴール)を記録できるという展望も出ていると伝えた。当初6~12席差の勝利を期待した右派陣営でも緊張した表情が歴然だ。大衆運動連合所属ジェラール ラルセ上院議長は(上院選挙結果が) "政治的激変" になるだろうとし 「大統領選挙に大きな変化がおきることに備えなければならない」と話した。
左派連合の勝利の他にも今回の上院選挙では韓国養子縁組出身のフランス初の上院議員が誕生した。首都圏のイールドフランス ウイ エソン地域で緑色党候補として出馬し当選したチャン・ベンサン プラセ(43・韓国名 クォン・オボク)議員は緑色党のNO.2である事務副総長とイールドフランスの地方議員として活動してきた。
プラセは7才の時にフランス、ノルマンディの中産層家庭に養子縁組され経済学科金融法を専攻した後、自転車の都心普及の先頭に立った急進党出身ラ ロシェル市長であるミッシェル クレポと共に環境運動を行い、2001年緑色党に合流した。週刊<ルプエン>は自由な服装を楽しむ緑色党党員たちとは異なり常にけちのつけようのないスーツ姿でいるとし、彼を「野心に充ち有能で非常に決断力のある人物」と紹介した。
彼は今回の上院選挙過程で大衆運動連合重鎮から‘私たちの韓国出身’という‘人種差別’的攻撃を受けたりもしたが、当選には影響を受けなかった。10月26日から国際交流財団の招請で韓国を訪問する予定の彼は「(韓国に対して)特別な感情を持つだろうが、それより重要なことはフランスの選出職とし(きちんと)仕事をする」と明らかにしたと<ルプエン>は伝えた。 イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/498032.html 訳J.S