原文入力:2011/09/07 22:59(851字)
"済州道(チェジュド)嫌悪の土地に変わっている…観光拒否すべき"
パク・ミンヒ記者
中国の韓半島専門家である遼寧省社会科学院辺境研究所のルィチャオ所長が済州、江汀マウル海軍基地建設と関連して、中国が戦略的に孤立しかねないとし済州道観光を拒否しようと主張した。中国側から江汀マウル海軍基地に対する反応が出てきたことは今回が初めてだ。
ルィ所長は6日付<環球時報>に載せた寄稿文で、中国人に馴染みのある観光地である済州道が "嫌悪の土地" に変わっていると強調した。 韓国政府が建設を強行している済州海軍基地が米国主導のミサイル防御(MD)システム計画に利用されるおそれがあるだけでなく、米国の中国封鎖に活用される可能性が強いためということだ。
彼はそれと共に韓国政府が済州海軍基地建設を強行するのは韓-中間の諍いの対象である離於島(イオド)問題と関連して優位を占めようとする意図も含まれていると主張した。彼は続けて「韓国側が海軍基地が建設されれば定期的に軍艦などを動員して離於島巡回査察活動を行う」という憂慮を示すこともした。離於島は我が国の排他的経済水域(EEZ)に属したところだが、中国も自国の排他的経済水域に含まれるとし対抗している。
ルィ所長は「済州道に毎年 数十万人の中国観光客が訪れており、一部投資もなされている」として「韓国政府が中国人の心を全く念頭に置いていないという点を直視し済州道観光を拒否しなければならない」と促した。
彼は中国政府が韓国政府に該当基地建設中断を要求するべきとまで主張した。ルィ所長は韓半島問題の専門家であり、主要懸案に対し強硬な‘愛国的’主張をする代表的論客に挙げられる。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
