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日本、原子力発電所20kmの海底土壌から放射能検出 セシウム・ヨード通常の1000倍

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/476385.html

原文入力:2011-05-04午後08:06:13(845字)
チョン・ナムグ記者

日本、福島第1原子力発電所から15~20km離れた海底土壌からも大量の放射性物質が検出されたと原子力発電所運営事業者である東京電力が4日発表した。原子力発電所が意識して捨てたり、漏れ出した汚染水の影響と見られる。

東京電力は先月29日、福島原子力発電所北方に15km離れた南相馬市小高区近海と、南方20km離れた岩沢海岸の近海二ヶ所で土壌を採取した。海岸から土壌採取地点までの直線距離は共に3km,水深は20~30mだった。検査の結果、土壌1㎏当たりのセシウム137が1200~1400ベクレル、セシウム134が1200~1300ベクレル検出された。ヨード131も98~190ベクレルが検出された。日本は海底土壌の放射性物質濃度基準は設けていないが、検出された放射能物質の量を通常と比べれば最高1000倍に達する。

東京電力は先月4~10日の間、原子力発電所の各所に溜まった低濃度汚染水1万1500tを原子力発電所の近海に捨てた。この汚染水により1500億ベクレルの放射性物質が海に流れ出た。また、2号機取水口付近の施設にできた亀裂部分から先月1~6日の間に高濃度汚染水520tが漏れたと推定した。高濃度汚染水により流出した放射性物質は低濃度汚染水総量の3万倍にあたる4700兆ベクレルに達すると東京電力は明らかにした経緯がある。

一方、日本文部科学省は先月29日、福島第1原子力発電所から南に約50km(陸地から直線距離では10km)離れた海中土壌を検査した結果、放射性物質は検出されなかったと明らかにした経緯がある。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S