原文入力:2011-05-03午後08:52:32(1272字)
パク・ミンヒ記者
←中国、吉林省、琿春から北韓羅先へ向かう圏河国境付近に停まっている中国創立グループの大型トラックら。この会社は昨年北韓から羅津港1号埠頭使用権を確保して補修工事を終え、今年からは本格的に中国東北地域の豊富な石炭と地下資源を羅津港を通じて輸送する準備を整えている。
"中国にはとてつもないチャンスだ。経済は競争なのに、北韓開発に最も強力な競争者となれる韓国企業らを韓国政府が阻んでいる状況では…。" 北韓資源導入を推進してき、北韓-中国関係にも明るいある韓国人事業家は、政府が昨年の天安艦事件にともなう‘5・24措置’以後、韓国企業と北韓の交流・接触を全面禁止している間に北韓-中国の経済協力が急流に乗っている現実を嘆いた。
彼は 「中国政府は戦略的に出ているのに、韓国政府は‘北韓-中国経済協力が実現されはしない’という言葉だけを繰り返し対策もたてず無責任だ」として「中国中央政府が乗り出したので銀行、公安、出入国管理、電力供給など中国のシステムと影響力が北韓で拡大するだろう」 と強調した。
中国国境に近い北韓の炭鉱を開発し大規模に鉄鉱石を持ってきているある中国企業家も「五鉱、通化鋼鉄、天池などの中国企業が大量に入り、かなりの鉱山はすでにすべて主人がいる。北韓の鉱山を開発しようとする(中国)企業らが列をつくっている」として「韓国は今後できる仕事がないだろう」と話した。
羅先開発と鉱物資源投資など二分野に焦点を絞った中国の対北韓投資は北韓の改革・開放を誘導するという点では肯定的だが、中国の国益を中心に進行される状況が明確だ。その上、専門家たちは韓国、北韓の統一過程でも北韓が中国と締結した港と資源に対する協約が難題として残るだろうと指摘する。延辺大のある学者は「北韓経済が発展してこそ韓国、北韓の統一に有利だが、韓国が一緒に呼応して参加する道を探すことが重要だ」と助言した。
経済協力を媒介に北韓-中国が密着しながら、東北アジアの地政学にも激変が予告されている。
チ・ジェリョン中国駐在北韓大使が先月28日、習近平 中国国家副主席に面会したのをはじめ、最近 賈慶林 人民政治協商会議主席と李長春 政治局常務委員など中国最高指導部9人中の3人に相次いで会った。外交的‘破格’として北韓-中国間に経済協力と北韓後継問題、韓半島情勢などに対し非常に緊密な議論が行き来しているという解釈を産んでいる。
中国が羅先特区開発に積極的に乗り出したのは、東北3省が中心となる東北アジア経済圏を構築し、米・日中心の東北アジア国際政治構図を中国中心の構図に転換させようとする地政学的意図も内包されていると専門家たちは解説する。
延吉・北京/パク・ミンヒ特派員
原文: 訳J.S