原文入力:2011-04-19午後08:23:06(1392字)
済州出身 在日同胞たち証言・公演 追悼会開き "後世に知らせるメッセージ"
ホ・ホジュン記者
←在日同胞演劇俳優キム・ミンス氏が17日、日本、大阪観音寺で開かれた4・3第63周年追悼会舞台に上げられたマダン劇<航路>で熱演している。 ホ・ヨンソン氏提供
済州4・3事件当時、済州の一部の人々は目前の虐殺劇を避け日本へ行く密航船に乗った。20才の青年キム・シジョン氏もそのような1人だった。4・3勃発翌年の1949年に密航した在日同胞詩人キム・シジョン(82)氏は海の彼方から聞こえてくる故郷の消息を聞き涙を流した。
去る1月、日本の権威ある文学賞である高見順賞を受賞したキム詩人は去る16日、日本、東京の文京区ジュウミンセンターで開かれた‘済州道4・3事件63周年追悼集会’で‘私の4・3-平和への願いを込めて’という題名で自身の経験談を明らかにした。公開的な席で経験談を初めて語ったキム詩人は感情が高ぶり目がしらを赤らめもした。
この行事に参加した4・3団体関係者たちの話を聞けば、この日 住民センターには済州出身在日同胞と日本人など500人余りが場内をいっぱいに埋めた。済州道4・3事件を考える集い(代表 チョ・ドンヒョン)が用意したこの追悼会では、済州から来た詩人ホ・ヨンソン氏の追悼詩<歳月>朗唱と在日同胞歌手イ・ジョンミ氏の公演もあった。
済州出身で在日同胞文学界を代表する<火山島>の作家 金石範と<血と骨>の作家 梁石日氏らも参加し、4・3の国際化と平和連帯について議論することもした。
←済州出身で在日同胞文学界を代表する小説家 梁石日・金石範、詩人キム・シジョン(左側から)氏が16日 日本、東京で開かれた4・3第63周年追悼会に参加して4・3の国際化と平和連帯について議論している。 ホ・ヨンソン氏提供
続いて17日午後、済州出身在日同胞が多く暮らす大阪生野区の観音寺で開かれた追悼会では済州市、朝天邑出身のキム・オクァン(75・女)氏が証言者として立ち、韓国語と日本語を混ぜながら4・3を回顧して周囲を厳粛な雰囲気にさせた。行事を主催した在日本4・3遺族会オ・グァンヒョン会長は「日本で4・3を後世に知らせることが、私たちにできる平和のメッセージ」と話した。
300人余りが参加したこの日の行事は在日同胞3世として劇団'タルオルム'代表 キム・ミンス(38・女)氏と劇団メイの代表キム・チョルウィ(41)氏の<航路>が公演され雰囲気が絶頂に達した。この公演は1万5000人余りに及ぶ犠牲者の名前をいちいち書いた名札の中から家族を探す過程を描き参席者たちの共感を呼んだ。
詩人ホ・ヨンソン氏は「日本社会で4・3を賛えるために一年間準備して行事を行うことが印象的だった」として「これらの人々との連帯を強化しなければならない」と話した。
キム・イクス4・3平和財団事務局長は「今後日本で開かれる行事のプログラムに直接参加する方法も考えてみる」と明らかにした。 ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/473850.html 訳J.S