原文入力:2011-03-03午後09:03:26(761字)
ウィキリークス文書 "5年前に衝突"
チョ・イルジュン記者
ムアマル・カダフィ リビア国家指導者の長男ムハムマドと4男ムタシムが自国内コカコーラ販売会社を互いに独占するためにマフィア組織のナワバリ争いに近い武力衝突を行った事実が一歩遅れて明らかになった。
<ロイター>通信は2日、ウィキリークスが暴露している25万件の米国外交電文の中から2006年に作成された未公開文書を単独入手し事件の顛末を報道した。問題は2003年末にカダフィの核開発放棄宣言により国際社会の経済封鎖が緩和され、ある英国系企業とムハムマドが率いるリビアオリンピック委員会がトリポリにコカコーラのボトリング工場を合作設立する過程で起きた。
工場稼動が始まり2週後の2005年12月、武装暴漢らが押しかけ工場を占拠した。米国外交公館だったトリポリ連絡事務所はこれらがムタシム親衛兵力だという事実を把握し本国に報告した。1990年代末、ムタシムが父親に反旗を翻しエジプトに一時追放された間にムハムマドが清涼飲料産業を独占したことに恨みを抱いているという内容だった。
ムアマル・カダフィはこの事件に介入しようとはせず、2人の異母兄弟間には散発的衝突が絶えなかった。米国が自国の代表的ブランドであるコカコーラ工場事態に対しリビア政府に強力な抗議と警告のメッセージを送るやムハムマドは自身の持分を第三者に譲り、ムタシムの工場占拠も幕を下ろした。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: 訳J.S