原文入力:2011-02-25午後09:40:23(1136字)
チョ・キウォン記者
"カダフィの人生はいくらも残っていない。カダフィはヒットラーがしたように自ら命を絶つだろう。" リビア前法務長官ムスタパ アプテル チャルリルは24日(現地時間)スウェーデンの新聞<エクスプレセン>とのインタビューで、ムアマル・カダフィ リビア国家指導者が極端な選択をするかもしれないと話した。存在もしない幽霊部隊に作戦命令を下し、最後にはベルリンの地下壕で自殺したアドルフ・ヒットラー前ドイツ総統と似た道を歩むという話だ。
アプテル チャルリル前長官の話が現実になるかどうかは誰にも分からないが、カダフィが極端に上り詰めていることだけは確実だ。カダフィは24日(現地時間)国営放送のトークショーの途中、電話をつないでした演説で「デモ隊は薬物に酔っている。デモ隊の背後にはアルカイダとオサマ・ビン ラディンがいる」と罵り強硬鎮圧を確約した。先立って22日の演説では「殉教者として死ぬだろう」と話した。カダフィが極端な選択をする可能性を排除することはできない局面だ。アラブ衛星放送<アルジャジーラ>はどんな形であれカダフィの最後が近づいているとし「国民との対話を断絶したまま武力だけに寄り添おうとし正当性を失い、結局 ホスニ・ムバラク前エジプト大統領と同じ道を歩むだろう」と伝えた。
しかし、カダフィが最後まで抵抗するならばどこへ行くだろうか? 首都トリポリまで反政府デモ隊の手に渡れば、カダフィは自身の出身部族であるカダパ族の本拠地シルトゥまたはカダパ族の歴史的始原地であるサハラ砂漠近隣のサブハで最後の決戦を準備する可能性がある。だが、カダフィの故郷 シルトゥをカダフィ側と反政府デモ隊側のどちらが制しているのかについては証言が交錯している。
カダフィが国外に亡命する可能性も依然として残っている。亡命地としてカダフィが汎アフリカ主義を前面に掲げ親密な関係を築いたサハラ南アフリカ国家を予想する人々が多い。ロバート ムガベ大統領が31年にわたり執権しているジンバブエなどが挙論されている。
一方ではカダフィが簡単に崩れないという分析も出ている。英国<ファイナンシャル タイムズ>は25日「カダフィがまだ軍事力と経済力を手に握っているのでデモ隊のみでは力不足という専門家たちの診断がある」と伝えた。
チョ・キウォン記者 garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S