原文入力:2011-01-31午後08:49:21(1077字)
大統領退陣デモ 拡散一路
南部独立 相俟って不安 加速
リュ・イグン記者
"革命、勝利のその日まで革命!"
独裁者ムバラクの退陣を要求するエジプト市民のデモが6日連続で続いた30日(現地時間)、エジプトと国境を接したスーダンの各地でも独裁清算を要求するデモが広がった。チュニジアに始まった民主化の荒々しい波がエジプト、ナイル川に沿ってアフリカ最大の領土を誇るスーダンに流れ込んでいる。
スーダンの首都ハルツームに隣接したオムドゥルマン市で大学生1000人余りが23年間にわたり独裁しているオマル アル バシル大統領の退陣を要求し街頭行進を行い、催涙ガスと鎮圧こん棒を振り回す警察と衝突したと<AFP>通信が31日伝えた。ハルツームから600km離れた西部エルオベイド市でも約600人の市民が反政府デモを行った。ハルツームの中心部に位置した大統領宮周辺でも1000人を越える人々が政権退陣を要求した。
野党のウムマダン党首ムバラク アルファディルは「私たちがエジプトで見たものが若者たちを動かし、彼らはインターネットを通じて自ら組織した」 と<AFP>通信に話した。
警察はこの日、死傷者と逮捕者が一人もいないと発表したが、<ロイター>通信は30日のデモで40人余りが逮捕され、5名が負傷したと伝えた。政府与党の高位要人の一人であるラビエ アブデラティ オベイドは「スーダンではエジプトやチュニジアのようなことは起きないだろう」 と話したが、デモ隊の要求は政権退陣であるためデモはしばらく続く可能性が大きいと見られる。
アル バシル大統領は1989年無血クーデターで執権した以後、スーダンを統治してき、20万人以上の死傷者を出したダルフール虐殺を支援した疑惑で国際刑事裁判所に提訴され逮捕令状が発給された状態だ。
時を合わせて南部スーダンの分離独立が事実上確定しながら、アル バシル政権の位置づけが下がるなどスーダンの政局は一層不安になる展望だ。南スーダン国民投票委員会の南部支部は、去る9~15日に行われたスーダン南部の分離独立国民投票で南部10州の開票を暫定的に完了した結果、約99%が分離独立に賛成したと30日明らかにした。
リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr
原文: 訳J.S