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エジプト軍・警 大々的暴力鎮圧…2日間で6人死亡

https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/461005.html

原文入力:2011-01-27午後09:16:10(1481字)

チョ・イルジュン記者

主要都市 3日連続衝突 デモ隊 地方庁舎 防火
政府与党建物に火炎瓶…野党 大統領選候補 "まもなく帰国"

ホスニ・ムバラク(83)政権の退陣を要求するエジプト市民のデモが激しくなっている。

エジプト主要都市では27日(現地時間)3日連続で数千名のデモ隊が街頭の随所で軍警と追いつ追われつデモを継続した。 特に警察と保安軍が逮捕されたデモ参加者にまで片っ端から暴行し、事態が危険水位に駆け上がっている。 前日のデモ隊と軍警の衝突により再び2人が亡くなり、デモ2日間で死亡者が6人に増えケガ人が続出しており、逮捕された人も1000人を超えたと外信が伝えた。

軍警の暴力鎮圧に対しデモ隊も石を投げるなど暴力で対抗し始めた。 26日スエズでは一部デモ隊が地方政府庁舎に火を付け、執権民族民主党建物には火炎瓶を投げたと<ロイター>通信が報道した。 スエズ保安当局はすべての主要建物に対する保安措置を強化し商店街に閉店を命令した。

デモ隊だけでなく取材記者らも暴力的デモ鎮圧に無防備にさらされた。 英国日刊<ガーディアン>のジャック センコ記者はこの日 「カイロ デモ現場を取材している間、がっしりした革ジャンパー姿のエジプト国家保安局要員らに捕まり、アラビア語と英語で外信記者であることを明らかにしたのに殴られ出血・内出血の負傷を負った」 と当時の状況の音声録音をガーディアン ウェブサイトに上げた。 彼とともに捕まったあるデモ参加者は 「警察が私をずるずると引きずって行き ‘お前らが世の中を変えられるとでも思っているのか? とんでもない! お前が英雄か? 違うだろう!’ とさげすんだ」 と打ち明けた。 他方では誰かがセンコに 「今見ている野蛮性と苛酷行為、これがまさに私たちがデモに出た理由だ」 とつぶやいた。

<AP>通信のカメラマンは警察が打ち下ろした石で顔を殴られ頬骨を骨折した。 エジプトのある新聞社記者6人も警察に一方的暴行にあい、少なくとも7人の言論人が警察に拘禁されたと分かった。

ソーシャルネットワークサービスに対する統制も強化されている。 26日現在、エジプト全域でツイッターと一部インターネット動画サービスが遮断された。 情報統制でデモ拡散を防ごうとする試みだ。 ツイッター本社は 「この日午前8時頃からエジプトでツイッターがつながらなくなった」 として 「情報と意見の開かれた交換が社会に有益で政府と国民の連結を助けると信じる」 と明らかにした。

こうした中、エジプト野党圏の有力大統領候補であるムハムマド エルバラダイ前国際原子力機構(IAEA)事務総長がオーストリア ウィーンから直ちに帰国すると27日明らかにし、今後の事態の変数に浮上した。 エルバラダイは米国のインターネット言論<デイリービースト>とのインタビューで「カイロに帰って街頭に立つ」 として「数多くの人が街頭に出ており事態がこれ以上醜くならないように願うが、まだムバラク政権はそのようなメッセージを受け入れられないようだ」 と話した。 エルバラダイが帰国する場合、反政府デモにさらにはずみがつくだろうという観測が優勢だ。 チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr

原文: 訳J.S